第553回:Decks of the Month 今月のデッキ(2026年4月)
ライター・たるほさんによる、その月に活躍したデッキやメタゲームを解説するマンスリーコラム。
今回は、『MASTERS 2026』と『夢幻の海』環境が開幕した4月のスタンダードを掘り下げます。
【今回のトピックス】
1. 環境激変!? 4月の『MASTERS 2026 1st season』2. 注目デッキ5種類の特徴と強み
3. 展開⇒除去ときて、バリューの時期が到来する!
みなさんこんにちは。『FFTCG』公式記事ライターのたるほです。
今回は4月に開催された『MASTERS 2026 1st season』の5大会を振り返り『夢幻の海』シーズンのスタンダード環境序盤について考察していきたいと思います。
4月の公式トーナメント活躍デッキを振り返り
半年間にわたる『MASTERS 2026』がスタートした4月は、千葉、神戸、福島、鹿児島、金沢の5会場で予選が開催されました。
■ MASTERS 2026 1st season 千葉
開幕戦となったのは、FFTCGにおける"はじまりの地"で行われた『MASTERS 2026 1st season 千葉』です。参加者77名によるスイスドロー7回戦+決勝トーナメント3回戦という大規模な大会となりました。
日本国内では『夢幻の海』環境で初の公式トーナメントかつ、カードの使用制限が施行されたことによる環境の変化に注目が集まった大会のデッキ分布がこちらです。
デッキ分布
11名:「カモメ団」8名:「火単」
5名:「光の戦士」「コスト3WoL」
4名:「戦士」
3名:「氷単」「土単」「騎士」「マギサ」
2名:「火風」「火氷FFVII」「氷雷」「風雷FFXIV」「風水モンスター」「FFXIII」「MBM」「ライトニング」
1名:「風単」「雷単」「氷土」「風雷」「土雷」「水雷」「氷土水」「FFVII」「FFVIII」「FFIX」「FFX」「FFXII」「竜騎士」「イミテーション」「戦士FFIV」「デジョン」
持ち込まれたデッキタイプは実に34種にのぼり、環境が大きく変化したことを感じさせる分布となりました。
そんな大会での最大勢力となったのが、優勝デッキにもなった「カモメ団」。その名のとおり『夢幻の海』の新カード【28-111H】ユウナを軸に【ジョブ(カモメ団)】を展開するギミックを搭載した新たなデッキタイプです。
「火単」「光の戦士」「コスト3WoL」「戦士」など前環境から活躍するデッキを抑え、優勝以外にもトップ8のうち半数を占める結果を残しており、アベレージの高さからもポテンシャルを示すかたちとなりました。
準優勝はこちらも新進気鋭のデッキタイプとなる「ライトニング」。デッキの半数以上が【カード名(ライトニング)】で構成されている独自のギミックを持つコンボデッキながら、混沌とした環境をしっかりと勝ち切ってみごとな成績を残しています。
また、『夢幻の海』からのカードの採用は少ないながらトップ8に食い込んだデッキとして「風水モンスター」が頭角を現し始めたのも注目ポイントです。
こちらはいわゆる風属性のキャストギミックの系譜にモンスターギミックを取り込んだコントロールデッキですが、それぞれのギミックの中核を担っていた【16-043H】アトモスと【11-124H】リルムが先日の使用制限で禁止カードになった直後という状況で結果を残していることから、今後のコントロールデッキのニュースタンダードとして地位を確立していくことが期待されます。
そんな多くの新デッキの活躍が目立つなかで、食らいつくかたちで結果を残したのが「火単」と「土単」でした。
「火単」は対フォワード戦において利がある除去デッキで、天敵だった「光の戦士」が使用制限の影響を受けたことと、環境初期ゆえに「戦士」「騎士」といったデッキが活躍するメタゲームが予想されたこともあり、トーナメント全体で見ても第2グループに入りました。
デッキの強みである除去の豊富さから、「カモメ団」に対しても一定抗えるポテンシャルを秘めていたことも好成績の要因と考えられます。
「土単」は前環境ではトップ層から一歩引いたポジションのデッキでしたが、類似した強みを持つ「光の戦士」が逆風を受けたことで【19-128L】ウォーリアオブライトを強く使えるデッキとしての強みが再度注目されることとなりました。
『夢幻の海』では【28-069L】プリッシュの登場によって除去性能の面も大幅に強化されたことがデッキのポテンシャルを後押ししています。また豊富な全体除去によって最大勢力の「カモメ団」に対して有利に動けることが非常に環境とマッチしていたと考えられます。
トーナメント全体で見ると初期環境らしい多様なデッキタイプが持ち込まれる混沌としたメタゲームに見えますが、決勝トーナメントを振り返ってみると新デッキが旋風を巻き起こした結果となっています。
■ MASTERS 2026 1st season 神戸
千葉大会の翌週、西日本での開幕戦となったのが『MASTERS 2026 1st season 神戸』です。前週の千葉大会の結果を受けた参加者59名のデッキ分布は以下のようになりました。
デッキ分布
10名:「土単」7名:「ライトニング」
6名:「火単」
3名:「光の戦士」「MBM」「風氷クリスタル」
2名:「カモメ団」「麒麟」「騎士」「コスト3WoL」「FFXIII」「風水モンスター」
1名:「エオルゼア十二神」「竜騎士」「古代人」「カオスアーク」「クラスゼロ」「ソルジャー」「雷水暁の血盟」「土雷水FFIV」「雷水FFIV」「火氷風FFVII」「火氷FFVII」「火水FFIX」「氷水クリスタル」「火水モンスター」「風土水モンスター」
デッキタイプは27種とこちらも多様な環境となった神戸大会ですが、シェア上位のデッキに目を向けると千葉大会の結果が強く影響を与えていることが感じられます。
その最たるところが「カモメ団」の減少と「土単」の増加です。使用者数ははっきり逆転しており、環境の意識が明確に「カモメ団」を対策する側に向かっていることを感じさせます。
そして「ライトニング」が母数を増やしている点も神戸大会の特徴と言えるでしょう。構築に関しても千葉大会の上位デッキをベースとしつつプレイヤーごとに手が加えられ、デッキタイプが開拓され始めた印象を受けます。
こうした変化は決勝トーナメントにも色濃く反映され、「土単」はトップ8の半数を占めつつ優勝とベスト4、「ライトニング」も準優勝とベスト4に入賞しています。トップ8の残りの2デッキは「火単」「風水モンスター」で、千葉大会の結果から「カモメ団」が「土単」に入れ替わったトーナメントとなりました。
■ MASTERS 2026 1st season 福島
3週目に開催されたのが『MASTERS 2026 1st season 福島』です。関東から出向いたプレイヤーも多く、参加者30名による大会となりました。
デッキ分布
6名:「土単」4名:「火氷水FFIX」
3名:「火単」「戦士」
2名:「騎士」「光の戦士」「風水モンスター」
1名:「風単」「MBM」「カモメ団」「ライトニング」「火風クリスタル」「氷単クリスタル」「火水モンスター」「火氷雷FFVIII」
神戸大会に続き「土単」が最大勢力を占めるなか、「ライトニング」は大きくシェアを減らしました。変わって第2勢力となったのが「火氷水FFIX」です。『夢幻の海』で新たに登場した【28-101L】スタイナーが【カテゴリ(IX)】かつ【ジョブ(騎士)】であることに注目し、2つのギミックを掛け合わせたデッキで、序盤の除去手段に乏しい「土単」に対し【16-042R】ラスウェルが動きやすいなど相性のよい要素があります。このことからも、早くもメタゲームの推移に合わせたデッキの開発や選択が感じられました。
決勝トーナメントは「騎士」×2、「光の戦士」、「風水モンスター」という構成で、コントロールデッキへの強さを武器とする「騎士」が優勝という結果となりました。上位に残ったデッキはいずれも「土単」に対して有利な要素を備えており、前週に「カモメ団」を駆逐した「土単」が対策される側に回る結果となりました。
■ MASTERS 2026 1st season 鹿児島
福島大会の翌日に開催された『MASTERS 2026 1st season 鹿児島』は参加者8名で行われました。
デッキ分布
3名:「土単」1名:「風単」「コスト3WoL」「MBM」「カモメ団」「風水モンスター」
前日の福島大会同様、「土単」が最大勢力を維持する分布となりました。福島大会とは異なり「土単」にとって動きやすい環境が追い風となり決勝は「土単」のミラーマッチとなりました。
ベスト4の顔ぶれも「土単」×2、「風水モンスター」、「カモメ団」で、『夢幻の海』シーズンの環境初期の構図が固まってきた印象を受ける大会となりました。
■ MASTERS 2026 1st season 金沢
4月最後の公式トーナメント『MASTERS 2026 1st season 金沢』は参加者23名で行われました。週を経るごとに変化していくメタゲームのなか、デッキ分布は以下のようになりました。
デッキ分布
3名:「騎士」2名:「火単」「氷単」「土単」「MBM」「ライトニング」「コスト3WoL」
1名:「火氷クリスタル」「氷雷」「風氷クリスタル」「風水モンスター」「土水」「光の戦士」「竜騎士」「FFVIII」
前週まで高い人気を集めた「土単」が数を落とし、飛び抜けた人気を集めるデッキが少ない均衡したデッキ分布です。しかしそのなかで「騎士」が一定数いたのは、福島大会でも見られた「土単」への対抗意識の現れとも感じられます。「カモメ団」がいなかったことも金沢大会の特徴と言えそうです。
着実にメタゲームが回っていくなか、優勝したのは「MBM」でした。『夢幻の海』で新たに登場した【カテゴリ(MBM)】で固められたカテゴリ軸のデッキがここにきて一気に頭角を現しました。
決勝トーナメントにはほかにも「コスト3WoL」「FFVIII」「土水」といった、ここまでは目立った成績を残せていなかった既存の有力デッキ勢が名を連ね、メタゲームの転換点になることを感じさせる大会となりました。
4月の活躍デッキを見る
ここからは、4月の『MASTERS 2026 1st season』で活躍したデッキそれぞれにフォーカスを当てて見ていきましょう。
■「カモメ団」
■『MASTERS 2026 1st season 千葉』優勝:aaaa デッキ:カモメ団
フォワード 24
バックアップ 17
モンスター 1
LBデッキ 8
『夢幻の海』で登場した【28-111H】ユウナのアクションアビリティを起点に【ジョブ(カモメ団)】を展開するジョブシナジーデッキ。【ジョブ(カモメ団)】の面々にはフィールドアビリティで【ジョブ(カモメ団)】に除去耐性を付与する【6-062R】リュックと【6-053R】パイン、リソースの獲得に秀でた【1-199S】パインと【20-043R】アニキが採用されています。
また【ジョブ(カモメ団)】以外にも【カテゴリ(X)】から【16-139S】ティーダや【14-108H】ジェクトなどが採用されており、ジョブとカテゴリのシナジーが掛け合わされたデッキとなっています。
フォワードの展開を得意とするデッキながら、前述の【6-062R】リュックと【6-053R】パインによる耐性の付与や【14-108H】ジェクトのスペシャルアビリティによりフォワードが生き残りやすい点が強みです。
弱点としては、対象を取らない全体除去に切り返されてしまう点が挙げられます。対策としては全体除去のほかにも【14-108H】ジェクトを容易に定着されないようアタックしにくい展開を意識することなどが重要です。
■「土単」
■『MASTERS 2026 1st season 神戸』優勝:あや デッキ:土単
フォワード 23
バックアップ 17
召喚獣 10
LBデッキ 8
「カモメ団」の対抗ポジションとして人気を集めているデッキです。序盤のバックアップ展開から【6-084L】レオ+【19-128L】ウォーリアオブライトなど高コストパフォーマンスのフォワード展開につなげて戦うコントロールデッキで、豊富な全体除去も備えています。『夢幻の海』では【28-069L】プリッシュが追加されて単体除去の性能も向上し、より制圧力の高さに磨きがかかりました。
フォワード1枚ごとのコストパフォーマンスの高さにより、同じく「カモメ団」への対抗デッキである「火単」に対しても有利である点が環境での立ち位置のよさを後押ししています。
弱点としては、バックアップの展開を前提としたデッキであるため氷属性による序盤の妨害に弱い点や、ミラーマッチではバックアップの引きで勝敗が左右されるため安定しにくいという点があり、この記事を書いている時点では対策される側のデッキに回っている印象を受けます。
■「騎士」
■『MASTERS 2026 1st season 福島』優勝:ぷぷ デッキ:騎士
フォワード 37
- 3 【27-028H】シーモア/Seymour
- 1 【25-104L】ユウナ/Yuna
- 3 【22-006H】ガーランド/Garland
- 2 【22-092C】アグリアス/Agrias
- 3 【22-097L】クリルラ/Curilla
- 3 【18-015R】ラムザ/Ramza
- 2 【18-030H】ファイサリス/Physalis
- 3 【16-042R】ラスウェル/Lasswell
- 3 【13-023R】シャルロット/Charlotte
- 3 【13-111C】ディリータ/Delita
- 2 【12-103H】ベアトリクス/Beatrix
- 2 【12-112L】セルテウス/Selh'teus
- 3 【12-126R】ガウェイン/Gawain
- 3 【12-127C】スタイナー/Steiner
- 1 【6-041L】リノア/Rinoa
LBデッキ 8
言わずと知れたアグロデッキの代表格。初期はやや勢いを落としていたものの「カモメ団」→「土単」と環境の主役が移り変わるなかで「火単」や「戦士」といった対抗馬が減ったことも影響してか、好ポジションにつけている印象を受けます。『夢幻の海』で強化された要素はあまりないものの、もともとのポテンシャルの高さから新環境でも一線で活躍しています。
現在は「ライトニング」や「MBM」など雷属性を含むデッキが増えてきており、直接除去を行うEXバーストの存在が若干不安材料になる印象があるものの、メタゲーム次第で今後も活躍の可能性が感じられるデッキです。
福島大会で見られたような【カテゴリ(IX)】ギミックを搭載した派生形も見られており、さらなるデッキパターンの可能性を残しているデッキとも言えるでしょう。
■「MBM」
■『MASTERS 2026 1st season 金沢』優勝:ぱっつぁん デッキ:MBM
フォワード 24
バックアップ 16
モンスター 2
LBデッキ 8
デッキの大半を【カテゴリ(MBM)】で固めることで強固なシナジーを形成している『夢幻の海』から生まれた新たなテーマデッキ。
デッキの中核を担う【28-109C】パンネロは【カテゴリ(MBM)】のキャラクター3体をダルにすることで対戦相手にフォワード1体をブレイクゾーンに置かせるアクションアビリティを持っており、制限カードに制定された【19-102L】レフィアと類似したアビリティは公開当時から注目を集めていました。金沢大会の優勝デッキリストではこのカードを守るために【ジョブ(踊り子)】にアビリティへの耐性を与える【15-121R】マヤコフが採用されていることからも、【28-109C】パンネロへのフォーカス具合をうかがうことができます。
【カテゴリ(MBM)】以外のスロットをどう構築するかも個性の出るポイントですが、上のリストでは【カード名(ライトニング)】+【カード名(オーディン)】のギミックが採用されており、EXバーストと除去性能を伸ばす構築となっていました。
■「ライトニング」
■『MASTERS 2026 1st season 千葉』準優勝:ぷぷ デッキ:ライトニング
フォワード 32
- 3 【15-041L】ライトニング/Lightning
- 3 【18-126L】ライトニング/Lightning
- 1 【24-070L】ライトニング/Lightning
- 2 【28-115L】ライトニング/Lightning
- 3 【16-124H】ライトニング/Lightning
- 3 【18-117H】ライトニング/Lightning
- 3 【19-082H】ライトニング/Lightning
- 3 【28-093H】ライトニング/Lightning
- 3 【27-127S】ライトニング/Lightning
- 1 【26-092H】セラ/Serah
- 3 【PR-158】スノウ&ライトニング/Snow & Lightning
- 3 【28-078H】ウルミア/Ulmia
- 1 【26-123L】ゾディアーク/Zodiark
バックアップ 6
召喚獣 12
LBデッキ 8
デッキの大半を【カード名(ライトニング)】で埋め、【28-093H】ライトニングのオートアビリティによる大量のリソース獲得を起点に戦うコンボデッキ。
【カード名(ライトニング)】以外のフォワードは3~4種類程度にとどまるため、フィールドに展開できるフォワードの量こそ多くないものの【カード名(ライトニング)】をフィールドに出せる手段が豊富なため、継戦能力に秀でたデッキとなっています。
また、豊富な種類の【カード名(ライトニング)】を活かす手段として【26-123L】ゾディアークが採用されており、【カード名(ライトニング)】+【カード名(オーディン)】ギミックによるフォワードへの除去性能だけでなく、手札を捨てさせたりブレイクゾーンを除外したりとリソースへの干渉も可能な点がコントロール性能の向上に大きく貢献しています。
4月のメタゲームを整理する
最後に、1か月を通じての『夢幻の海』環境のトレンドの変化を整理していきましょう。
初週の千葉大会は「カモメ団」が予選、決勝とも最大勢力となり優勝も勝ち取るというまさに一強環境だったと振り返れます。いち早くデッキのポテンシャルに気付いたプレイヤーが勝ち組になった大会と言ってよいかもしれません。
2番手以降には「火単」「光の戦士」「コスト3WoL」「戦士」と、前環境でもメタゲームの上位に君臨していたデッキが集中しており、プレイヤーの多くは「まずはポテンシャルが担保されたデッキでメタゲームを俯瞰しよう」とする意識が反映されたメタゲームだったように感じられます。
翌週の神戸大会と鹿児島大会では「カモメ団」に優勢とされる「土単」の流行が目立ちました。単なる除去性能の高さだけでなく【9-068H】ドラゴンによるブレイクゾーンの除外で「火単」や「ライトニング」といった競合相手にも強みを活かせる点が活躍を後押ししている要因でしょう。
そして今、プレイヤーの意識は対「土単」に向かっています。「土単」は序盤の立ち上がりでいかにバックアップを展開できるかが鍵となるため、バックアップの量に依存せずフォワードを展開することが対策となります。これについては「カモメ団」もその要件を満たせていますが、そのうえで全体除去からの復帰性能とブロッカーとなるフォワードを突破する力も合わせて求められてきます。
こうした背景から「騎士」や「MBM」といったデッキが活躍の幅を広げてきているのは自然な流れと言えるでしょう。
4月の『MASTERS 2026 1st season』は大体このような推移をたどってきたわけですが、大きく流行の傾向をまとめると、現在のスタンダード環境は「除去効果が豊富なデッキが活躍しやすい」とまとめられると考えられます。
環境の中心である「土単」はもちろん、「ライトニング」「MBM」はともに【カード名(ライトニング)】+【カード名(オーディン)】のギミックを採用しており、以前ほどではないものの「火単」も成績を残しています。これらのデッキはスロットの多くを除去効果を持っているカードが占めていることが特徴です。
また、環境初期ほど「カモメ団」や使用率の面では上位に位置する「戦士」が目立った活躍をできていない理由もここから見えてきます。
では、今後はどういったデッキが流行していくのでしょうか?
仮説として考えられるのが「除去にかかるコスト以上にバリューを発揮するフォワードが軸となるデッキの活躍」です。
前環境で「火単」に対して「光の戦士」が立ちはだかっていたように、直接的な除去に秀でたデッキはキャスト時のバリューを強みとするデッキに不利な傾向があります。「光の戦士」がカードの使用制限による影響を受けたこともあり現時点でその系統のデッキの使用率は高くありませんが、「風水モンスター」や「光の戦士」が入賞していることからも、今後そういったデッキが大きくシェアを伸ばす可能性は大いにあると考えています。
今回は4月に開催された『MASTERS 2026 1st season』の結果から『夢幻の海』シーズンのスタンダード環境の立ち上がりを振り返りました。これまでよりも大きな変化が見られたスタンダード環境ですが、今後はどのような変遷をたどるのでしょうか?
5月は『MASTERS 2026 1st season』だけでなく『Standard Championship 2026 1st』も開催されます。結果についてはこの連載でも取り上げられたらと思います!
それではまた来月お会いしましょう!


