第488回:Card of the Week 今週の一枚(2025/06/13)

 こんにちは。ホビージャパンのFFTCG開発チームのリオです。8月8日発売予定の新ブースターパック『深淵のガンスリンガー』から新規カードをご紹介する「今週の一枚」、今週は私が担当させていただきます。よろしくお願いいたします。

 今週ご紹介するのは【26-123L】ゾディアークです。

【26-123L】ゾディアーク

 ゾディアークは、ハイデリンとともに『FINAL FANTASY XIV』の物語の根幹を担う、作中の表現を借りるなら「最古にして、最強の」存在です。筋肉質のゴツゴツした体と分厚そうな肌、鋭い目つき、まさに最強っぽい雰囲気を持つイラストです。

 そんな強くて恐ろしそうなイラストは塚本哲さんの描き下ろし。とても迫力のあるイラストなのでフィールドに出すだけで対戦相手を怯えさせることができるかもしれません。


 【26-123L】ゾディアークは、コスト6でパワー9000、闇属性のフォワードです。ヘイストと2つのアクションアビリティを持っています。それでは、順番にアビリティを紹介していきます!

 【26-123L】ゾディアークの1つ目のアクションアビリティは、ダルとフォワード1体をブレイクゾーンに置くことをコストとして、フォワード1体をゲームから除外するというものです。さらに、対戦相手は手札を1枚ゲームから除外しなくてはならないため、かなり強力なアビリティです。

 自分のコントロールするフォワードをブレイクゾーンに置くことができるアビリティはわりと珍しくて、いろいろと活躍させる方法がありそうです。たとえば、【23-001C】ガーランドのオートアビリティで対戦相手のフォワードのコントロールを得て、そのまま【26-123L】ゾディアークのコストに利用することができれば、まとめて2体をフィールドから退場させることができます。

 ゾディアークを討滅さえされなければ、怖いもの知らず。私がこのゾディアークをコントロールするなら、対戦中も「最古にして、最強の」存在になった気分でたくさんアビリティを使用したいです。

 2つ目のアクションアビリティは、ダルとフォワード1体をブレイクゾーンに置くことをコストとして、対戦相手のブレイクゾーンにあるすべてのカードをゲームから除外するというものです。ヘイストを持っているのでフィールドに出たターンからダルコストを支払ってすぐにアビリティを使用でき、さらにカードを1枚引くことができるので、アドバンテージを得ながら有利に展開を進められそうなアビリティです。ただし、とっても強いのでこのアビリティは1ターンに1度しか使えません。
 相手がブレイクゾーンのカードを手札に加えたり、ブレイクゾーンの枚数を参照してコスト軽減したりするアビリティを妨げるので、タイミングよく使うことができれば、相手をたくさん困らせることができそうです。


 【26-123L】ゾディアークのアクションアビリティは、2つとも自分のフォワード1体をブレイクゾーンに置くコストが必要なので、対戦相手のフォワードのコントロールを奪う手段があるだけでなく、フォワードを気軽に出すことが多いデッキや、フィールドに出たときのオートアビリティを持つフォワードが多いデッキなどに採用すれば、活躍する機会の多いカードになりそうです。さらに【18-114C】マリアのようなブレイクゾーンに置かれたときのオートアビリティを持つフォワードと組み合わせてもおもしろそうです。

 今回紹介した【26-123L】ゾディアークはいかがでしたでしょうか。闇属性なだけあって、アビリティも強力でさらにパワーが9000もありブレイクされにくく、今の環境では相性のよいカードも多いので活躍が楽しみな1枚です。


 来週は景山Pが火属性と水属性の姉妹のキャラクターを紹介します。風のクリスタルの様子は大丈夫ですか?



 リオ