第483回:『MASTERS 2025 1st season 高崎』『MASTERS 2025 1st season 津』トーナメントレポート

 全国で展開中の公式トーナメント『MASTERS 2025』、今回は『MASTERS 2025 1st season 高崎』(スタンダード)と『MASTERS 2025 1st season 津』(スタンダード)のレポートをお届けします。

MASTERS 2025 1st season 高崎【スタンダード】


 5月10日、群馬県高崎市の「ビエント高崎」にて『MASTERS 2025 1st season 高崎』が開催され、参加者39名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行われました。

 スタンダードでの【25-104L】ユウナの流行を受けてか、対抗して【23-088L】セラを中心とした「火風雷FFXIII」が人気を集めました。
 しかしこの大会では各種「ユウナ」デッキよりも「光の戦士」や「火単」、各種「モンスター」デッキが目立つ分布となっています。


8:「光の戦士」
5:「火風雷FFXIII」
4:「火単」
3:「FFIVユウナ」「火水モンスター」
2:「騎士」「氷単顕現」「火水戦士」
1:「グランドクロス(雷単)」「水単モンスター」「水単ユウナ」「火雷」「氷雷」「土水」「火水ガーランド」「氷水ユウナ」「氷雷FFVIII」「4属性WoL」


 トップ8は「火単」×2以外はタイプが分散し、「水単モンスター」「水単ユウナ」「FFIVユウナ」「火水モンスター」「光の戦士」「氷雷」が入りました。

 決勝戦は「火水モンスター」のはらさんと「氷雷」のミラーさんの対戦となりました。

 1ゲーム目、はらさんは【11-124H】リルムから【16-043H】アトモス【17-007C】ゴブリンをサーチ。【16-043H】アトモスでアクティブにしたバックアップからさらに【18-130L】フリオニールをキャストして攻勢を開始します。対するミラーさんは【18-019R】ヴァイスやLBデッキでしのごうとしますが、はらさんは着実に【23-117L】カオス【24-001L】イフリート [XVI]と強力なフォワードで押し込み続けて1ゲーム目を勝利します。

 2ゲーム目、今度は先攻のミラーさんが【18-019R】ヴァイス【23-120R】クジャで先にイニシアチブを取ります。はらさんも【25-006L】クラウド【24-126H】アルテマウェポンで対抗しますが、ミラーさんはヘイスト持ちのフォワードを次々に送り込んで攻めの手を切らさず、【14-122L】アルシドのダル凍結で敵陣のフォワードを抑え込んで勝利。互いにデッキの強みを発揮してゲームを取り合い、決着は3ゲーム目にもつれ込みます。

 3ゲーム目、ミラーさんが【18-019R】ヴァイスで攻め始めますが、はらさんは【25-006L】クラウド【20-018H】フェネクスで対処し、【24-005L】クライヴも加えて一気に押し返します。ミラーさんは【24-005L】クライヴを除去する手段がなく、凍結では【24-001L】イフリート [XVI]に顕現されてしまうため【25-115H】セフィロスで対抗しますが、返しのターンにはらさんは【24-001L】イフリート [XVI]を手札に持っており、7CPを支払ってキャスト。結局これが決め手となって勝利しました。はらさんはすでに『1st season』の千葉大会福島大会で優勝しており、東日本のトーナメントはすべて制していることなります。おめでとうございます!

『MASTERS 2025 1st season 高崎』トップ8デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。


MASTERS 2025 1st season 津【スタンダード】


 5月11日、三重県津市の「三重県総合文化センター」にて『MASTERS 2025 1st season 津』が開催され、参加者34名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行われました。

 前日の高崎会場とは打って変わって、こちらでは【25-104L】ユウナを使用したデッキが人気を集めました。デッキの分布は以下のとおりです。


5:「騎士」「火水モンスター」「FFIVユウナ」
3:「ユウナ(バイキング)」
2:「火単」「雷水モンスター」「光の戦士」
1:「氷単ユウナ」「氷雷」「雷水」「火水戦士」「火雷クラスゼロ」「氷雷FFVIII」「水闇ヴェグナガン」「火氷雷ソルジャー」「火雷水モンスター」「コスト3WoL」


 トップ8は「ユウナ」デッキが半数の4つ(FFIV×3、バイキング×1)を占め、残り半分は「火水モンスター」×2と「騎士」「火雷クラスゼロ」が進出しました。ユウナデッキを使用したプレイヤーの約半数がトップ8に入っており、この大会では評判どおりの強さを見せたようです。従来の「土水」型だけでなく、【19-128L】ウォーリアオブライトを採用した「風水」型も登場しており研究が進んでいます。

 決勝は「FFIVユウナ」のレオンさんと「火水モンスター」のしーゆーさんの組み合わせとなりました。

 1ゲーム目、レオンさんが【20-075L】セシル【25-104L】ユウナを展開すると、対するしーゆーさんは【25-001C】アームストロングでユウナを除去、【20-075L】セシルの効果で出てきた【16-051L】セシルには【12-002H】アマテラスで対処し、デッキのエース【23-104H】湿地の魔女を着地させます。レオンさんはそれを見て【18-090R】カルミアをフィールドに出すと、【20-109H】セシルでダメージによるブレイクすら許さない場を作り上げます。
 しかし、しーゆーさんはフォワードが1体しかいない隙をついて【24-126H】アルテマウェポンで戦況を突破。たまらずレオンさんは【1-107L】シャントットで盤面をリセットします。続くターンに【16-051L】セシルでの展開を狙うレオンさんでしたが、しーゆーさんは直前のターンに引き込んだ【12-002H】アマテラスで対処し主導権を渡しません。返しのターンに【24-005L】クライヴをトップデッキしたしーゆーさんがアドバンテージを獲得すると、アタックフェイズ中に【21-119H】レナのスペシャルアビリティで復活させた【18-130L】フリオニールをアクションアビリティでアクティブにする技ありのプレイで詰めきって勝利。互いに一歩も譲らないシーソーゲームを制したしーゆーさんが1ゲームを先取しました。

 2ゲーム目、後攻のしーゆーさんは【11-124H】リルムの効果で【16-043H】アトモス【17-007C】ゴブリンをサーチすると、さらにサーチした【12-008R】ゴブリンプリンセス【12-109L】レナをサーチし、それを【20-123C】レポリットでデッキの下に送る鮮やかな展開を見せます。レオンさんも負けじと【20-125R】ローザから【20-075L】セシル、さらには【25-104L】ユウナと理想どおりの展開で返しますが、効果で呼び出した【16-051L】セシルがまたしても【12-002H】アマテラスを受けてしまいます。一度【25-104L】ユウナのアクションアビリティで1CPを要求し、手札に【22-105H】ミワを持っていれば【12-002H】アマテラスを無効にできるという状況でしたが、残念ながら持っておらず【16-051L】セシルは倒されてしまいます。
 【16-043H】アトモスでじりじりとアドバンテージを積み上げたしーゆーさんは【24-005L】クライヴ【24-001L】イフリート [XVI]に顕現させると、さらには【24-126H】アルテマウェポンも追加して押し込み勝利。みごとに優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!

 『MASTERS 2025 1st season』は今週末の連戦、5月24日の長野県諏訪市(スタンダード)、翌25日の徳島県徳島市(スタンダード)で終了し、『2nd season』へと切り替わります。皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 2025 1st season 津』トップ8デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。