第479回:『MASTERS 2025 1st season 神戸』トーナメントレポート
全国で展開中の公式トーナメント『MASTERS 2025』、今回は『MASTERS 2025 1st season 神戸』(L3構築)のレポートをお届けします。
MASTERS 2025 1st season 神戸【L3構築】
4月12日、兵庫県神戸市の「三宮コンベンションセンター」にて『MASTERS 2025 1st season 神戸』(L3構築)が開催され、参加者53名によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行われました。
前週の千葉大会に続いて「ソルジャー」系のデッキが1番人気でしたが、【25-007R】グレンを意識して【25-001C】アームストロングや【25-088H】暗黒の雲ファムフリートなどが増えることを見越してか、全体の使用率としては下がっていたようです。【25-105L】ヴェグナガンを活用した「火氷」など、新しいタイプのデッキも見られました。以下がデッキ分布となります。
12名:「火氷風ソルジャー」
8名:「水雷暁の血盟」
6名:「火水」
5名:「火単」「氷単」
3名:「火氷」
2名:「火氷雷ソルジャー」「火土雷FFVII」「氷雷水FFX」「クラスゼロ」
1名:「氷風雷」「火土戦士」「火雷FFVII」「氷雷FFX」「火風雷ソルジャー」「火氷風雷ソルジャー」
トップ8は「火単」×3と「水雷暁の血盟」「火氷風ソルジャー」「氷雷水FFX」「クラスゼロ」「火氷」が進出しました。「火単」は使用者5名だったので半数以上が決勝トーナメントに進んだことになります。
決勝は予選ラウンドを全勝で1位通過した「水雷暁の血盟」の結城さんと、「火単」の『世界選手権 2024』日本代表プレイヤー・やぶさんの組み合わせとなりました。
1ゲーム目、長期戦は相手の【23-106H】タタルのぶん形勢が悪いだろうという見立てからか、やぶさんはゲームのテンポを早めるべく後攻2ターン目から【25-118H】ゴルベーザで攻勢をかけます。結城さんもコスト0の【23-108R】フルシュノでもっとも被害が少ないかたちで【25-061R】スカルミリョーネを消費させるなど抵抗しますが、【25-118H】ゴルベーザが複数ターン生き残ったことによりフォワードの数で大きく差をつけられてしまいました。ならばいっそとばかりに結城さんはバックアップを並べるだけで1ターンを終える割り切ったプレイを選択しますが、これが功を奏します。ダメージこそ5点まで刻まれてしまったものも暁の血盟のバックアップが十分に並んだことで【23-086H】サンクレッドが機能し始め、ダメージ以外の除去手段をほぼ持たない「火単」に対して強力なブロッカーとして立ちふさがります。やぶさんの攻勢が途切れたことで【23-106H】タタルを起動する余裕が生まれ、十分な手札から盤面を取り返すことに成功した結城さんが1ゲーム目を先取しました。
2ゲーム目も先ほどと同様にやぶさんが早々に【25-118H】ゴルベーザをキャストし、それを結城さんが対処する展開ですが、やぶさんは追加の打点である【24-005L】クライヴを引き込み、結城さんのバックアップが詰まったこともあって今度は6点までダメージを積み上げます。こうなってしまえば、やぶさんにとって後は【24-015C】バハムートを引いて結城さんの手札に【25-088H】暗黒の雲ファムフリートがないことを願うだけ、ということでフィールドを掌握されつつもギリギリのターンで【24-015C】バハムートを通したやぶさんが2ゲーム目を取り返します。
3ゲーム目は開始の時点で制限時間が残り5分を切っており、互いに(延長3ターン経過後の)ダメージ差での決着を意識する展開になりました。そうなると有利なのはLBデッキに【25-118H】ゴルベーザを採用している側、ということで1ターン目から【25-118H】ゴルベーザを展開したやぶさんがダメージを3点先行した状態で延長ターンに入り、そのまま優位を保って勝利しました。おめでとうございます!
『MASTERS 2025 1st season』、ここからはスタンダードの環境に入ります。今週末は4月20日に福島県福島市(スタンダード)で開催されます。
皆さまのご参加をお待ちしております!