第130回:Card of the Week 今週の一枚(2018/09/20) 

 みなさん、こんにちは!RBです。『Opus VII』の「Card of the Week(今週の一枚)」をお送りするため、またまたやって参りました! 今週のカードは、光の戦士をテーマにしたデッキに加入できそうなだけではなく、あらゆる土属性のデッキにもふさわしい【7-068H】クルルです!

 クルルは 『FINAL FANTASY V』で初めて登場したキャラクターで、暁の四戦士の一人であるガラフの孫娘です。幼い頃に飛竜と仲良くなり、生まれながらに様々な動物と会話できるテレパシーのような不思議な能力を持っています。

 その後、クルルはバッツ、レナ、そしてファリスと共に光の戦士となります。今回のカードの題材になっているのは、『DISSIDIA FINAL FANTASY OPERA OMNIA』というモバイルゲームに登場するクルルなのですが、その作品ではすべての属性ダメージにバフ効果を与えることができ、魔法を唱えるたびに仲間を強化してくれます。

 「Card of the Week(今週の一枚)」を頻繁に読んで下さっている方にとっては意外でもなんでもないと思いますが、『FF-TCG』でも正にそのとおりりに活躍をしてくれるのです。

 それでは詳細を見ていきましょう!

【7-068H】クルル

 【7-068H】クルルは4CPで8000パワーの土属性フォワードでジョブは「光の戦士」です。

 先週の「Card of the Week(今週の一枚)」と同様にコストに対するパワーは想定内ですが、【7-068H】クルルにもなんと3つのアビリティが備わっています!それぞれが召喚獣に関連しており、彼女の不思議な生物との謎めいた繋がりに紐付いているのです。

 1つ目のアビリティによって、好きな属性のCPを支払って召喚獣を召喚できます! 複数属性を活用するデッキは【7-068H】クルルを投入することで多少楽になるのではないでしょうか。というのも、適切な属性があることをそこまで気にしなくてもよくなるからです。例えばの話ですが、土属性に限定したフォワードおよびバックアップを基本的にプレイしつつ、各属性でお気に入りの召喚獣も組み入れることさえできてしまいます!

 もちろん、どの属性を選んだとしても、彼女が持つそのほか2つのアビリティのために多くの召喚獣を取り入れたいのは確かです。2つ目のアビリティは「あなたが召喚獣を召喚したとき、フォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれのパワーを+1000する」とあります。そうすることで、手持ちのすべての召喚獣も若干のブーストを得ることになり、このアビリティに上手く合致するものが幾つか存在するのですが、それに関する話はもう少しだけ後に取っておきましょう。彼女の3つ目のアビリティは、手札から召喚獣を1枚捨てることを条件とするアクションアビリティです。そうしたことで「ターン終了時までクルルは対戦相手のアビリティによっては選ばれない」とあります。対戦相手のキャラクターが独自のアビリティを使用して 【7-068H】 クルル を選択できないよう、不思議な生物がクルルを支援しに来てくれるのです。この様な守護を受ける 【7-068H】 クルル を取り払うのはかなり難しくなるため、彼女が長居することを覚悟する、もしくは逆に対戦相手が彼女を排除しに掛かるであろうことを覚えておくと良いでしょう。

相性の良いフォワード

 【7-068H】クルルと一緒に使用することを考えてすぐさま念頭に浮かぶフォワードは【2-146L】ウォーリアオブライトかと思います。彼女を排除するのは既にとても困難であるものの、【2-145L】ウォーリアオブライトが加わると、ジョブ「光の戦士」が共通していることからさらに難しくなります。【2-145L】ウォーリアオブライトをフィールドに置くことで、【ジョブ(光の戦士)】のフォワードに与えられるダメージは2000減ることになります。これによってダメージを与えて【7-068H】クルルを取り除くのはさらに厳しくなるのです。また、召喚獣を使った後に【2-145L】ウォーリアオブライトのスペシャルアビリティ「エンドオール」を発動させることで「ウォーリアオブライト」は更に大きなダメージを与えられます!

 【5-068L】ヤ・シュトラは対戦相手の召喚獣やオートアビリティから【7-068H】クルルを守るために役立ち、対戦相手には厳しい体制となります。【5-068L】ヤ・シュトラがフィールドにいれば、彼女をブレイクゾーンに置くことで召喚獣1体か、オートアビリティ1つを選んで、その効果を無効にできます。

 しかし、召喚獣のみに焦点を当てているのであれば、クルルというテーマをもとにあわせて使用するにあたって【3-129L】ガーネットも興味深いフォワードかと思います。彼女の3つのアビリティは【7-068H】クルルのものとテーマが似通っています。それには「ガーネットは対戦相手の召喚獣によっては選ばれない」、「あなたが召喚獣を召喚したとき、ターン終了まであなたのコントロールするすべてのフォワードのパワーを+1000する」、そして水属性のコストを2つ支払うことで「手札からコスト3以下の召喚獣1枚をコストを支払わず召喚する」があります。二人あわせて召喚獣を使って幾つかのトリックを仕掛けることができ、召喚獣が召喚されるたびに、フォワードのパワーは強まっていきます。

 では、【7-068H】クルルにとって特に勝手のよい召喚獣という意味ではどの様なものが考えられるのでしょうか?


使い勝手の良い召喚獣

 同じ属性で考えると【7-068H】クルルと一緒にデッキに組むには【6-075R】タイタンなどが個人的にはお気に入りの召喚獣の一つです。5CPでこの土属性の召喚獣は、自身がコントロールするフォワード1体と、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選び、ターン終了時まで前者のパワーを+2000にした後、前者は後者に自身のパワーに等しいダメージを与えてくれます!それだけでもとてつもないパワーですが、それに 【7-068H】クルルは パワーに+1000上乗せしてくれるので、指定したフォワードのパワーを 3000 増加させることができます。

 同じ路線で言えば、例えば【2-019R】魔人べリアスや【5-133H】ビスマルクなど、戦闘を有利に運ばせるトリックを所有しているものであれば、非常にずるい仕掛けをすることも可能になってしまいます。特に【7-068H】クルルのアビリティで更にバフ効果が与えられるため大きなパワーの打撃を放てます。さらに、そのほかのアビリティによってこれら2CPの召喚獣を活用する際により安全なプレイが可能になります。それぞれ火属性、そして水属性であることは関係ありません。なにせ、先ほど申し上げた通り、どんな属性の召喚獣でも組めるのですから!

 過去には召喚獣にかなり重きを置いたデッキも幾つかメタに浮上してきましたが、その大半は大きな大会を制覇し損ねてきました。もしかすると、それ等が必要としていたひと押しこそが【7-068H】クルルなのかしれません。そして、皆さんが将来的に彼女をどのように活用していくのかを拝見するのがとても楽しみです。

 いかがでしたか? 『FF-TCG』に登場する最新の「光の戦士」は皆さんのデッキに取り入れらるのでしょうか? facebook.com/FinalFantasyTCGのコメント欄にて是非お知らせ下さい!

次回は、景山さんによるクールな新規カードの紹介です!それでは、また来週!

 ~RB