第527回:『第七期 名人戦 関東地区予選』トーナメントレポート

 『世界選手権 2025』も終わったばかりですが、国内では早くも新たな公式トーナメント『第七期 名人戦』のシーズンに突入しました。日本の『FFTCG』では冬の風物詩となっているシリーズで、"7代目FFTCG名人"の称号を懸けた決勝大会『第七期名人位決定戦』に向け、来年2月まで全国10会場で地区予選が行われます。
 今回はその初戦となった『第七期 名人戦 関東地区予選』のレポートをお届けします。

関東地区予選(12月14日・横浜市)


 12月14日、神奈川県横浜市の「ビジョンセンター横浜西口」にて『第七期 名人戦 関東地区予選』が参加者66名によるスイスドロー7回戦+プレーオフ1回戦で開催されました。

 「発見の旅路」の発売後、『世界選手権 2025』を経て初となるオープン参加の公式トーナメントということで、新カードによって強化されたさまざまなデッキが持ち込まれました。

 前環境でも活躍していたデッキとして、今大会の1番人気となった「戦士」は【27-019H】イシェをはじめとした氷属性の【ジョブ(戦士)】によって構築の幅が広がり、EXバーストへの対策カードに苦しめられていた「光の戦士」は【27-061C】クルル【18-055R】クルルの入れ替えが進んでいるようです。

 大逆転のチャンスをもたらす【27-085L】ゾラージャを手に入れた「暁の血盟」や、いよいよほぼFFVIIIのカードだけでデッキを組めるようになった「氷雷FFVIII」など、前環境では上位層まで一歩及ばなかったデッキも活躍を見せました。ほかにも【27-010L】ザンデ【27-028H】シーモア【27-111L】ジャック・ガーランドといった特定のカテゴリやジョブに縛られないパワーカードが広く試されているようです。


以下が66個のデッキの分布です。

9名:「戦士」
8名:「騎士」「光の戦士」
5名:「火単」「氷雷FFVIII」「コスト3WoL」
3名:「氷単」「土単」「暁の血盟」
2名:「土水」「水単モンスター」「雷水モンスター」
1名:「風単」「火水」「氷雷」「雷水」「氷土水」「風土FFXII」「火水モンスター」「雷水クリスタル」「朱雀の闇」「氷土水アーデンヴァ―サタイル」「氷土雷ギルガメッシュ」

 

 スイスドロー7回戦を終え、唯一の全勝でみごと優勝を果たしたのは「氷雷FFVIII」デッキのはらさんでした。昨年の世界王者が、「発見の旅路」の新カードで大幅に強化されたデッキを使ってさっそく結果を遺しています。【27-075L】イデア【27-020R】エルオーネでバックアップが並びやすく、【27-031H】ムンバで小回りが利くようになっており、新カードの恩恵を受けて一段階上のデッキに仕上がっているようです。おめでとうございます!



 『第七期 名人戦』、次回は12月20日に香川県高松市で『四国地区予選』、翌21日に北海道札幌市で『北海道地区予選』が開催されます。新たな公式トーナメントでも皆さまのご参加をお待ちしております!

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『第七期 名人戦 関東地区予選』上位・通過者デッキリスト【スタンダード】

※デッキ内のカード名をクリックするとカード画像が表示されます。