第424回:Card of the Week 今週の一枚(2024/02/22)

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。『秘められた希望』の「今週の一枚」も早くも3回目となりました。ここまでくるといよいよ発売日が近づいてきた感じがします。今後もすてきなカードを紹介していくので最後までお付き合いください。

 それでは今回もさっそくカードをお見せしていきましょう。今回は2枚の【ジョブ(闇の戦士)】のカードになります。1枚は雷属性の【22-074R】アルバで、このカードはオグロアキラさんの描き下ろしです。もう1枚は【22-067L】ナハト。こちらは描き下ろしではありませんが土属性のレジェンドです。では、まず描き下ろしの【22-074R】アルバから見ていきましょう。

【22-074R】アルバ

 【22-074R】アルバは雷属性のフォワードで、コスト3、パワー7000、オートアビリティを2つ持っています。1つはEXバーストを持つ『アルバがアビリティによってフィールドに出たとき、対戦相手のコントロールするコスト4以下のフォワード1体を選ぶ。それをブレイクする。』というものです。『アビリティによって』出たときという条件付きのため普通に手札からキャストしても発動しませんが、そのぶん効果は強力で【19-128L】ウォーリアオブライト【21-122H】天蛇将ルガジーンなどのよく見るフォワードをブレイクすることも可能です。EXバーストなら『アビリティによって』という部分も関係なく、相手に大きな痛手を与えることができます。

 もう1つのオートアビリティは『フィールドに出たとき、【ジョブ(闇の戦士)】のフォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれにヘイストを与える。』という効果です。ほかに【ジョブ(闇の戦士)】がいなくても【22-074R】アルバ自身に与えることができますので、わりと気軽にフィールドに出すことができそうです。なんらかのアビリティでフィールドに出すことができれば、コスト4以下のフォワードをブレイクしつつヘイストで即座にアタックできる優秀なフォワードとして活躍してくれることでしょう。

【22-067L】ナハト

 続いて土属性のレジェンド【22-067L】ナハトを見てみます。ナハトはパワー9000の大型フォワードですが、コストが9と規格外に大きく一見して使いにくい印象を受けるかもしれません。しかし、それは彼の持つ2つの強力なオートアビリティと必殺のスペシャルアビリティを見ていただければ解消されると思いますので、順を追って見ていきましょう。

 1つ目のオートアビリティは、デッキの中から指定されたカードをサーチし手札に加えます。これだけだとよくあるものですが【22-067L】ナハトの場合かなり規格外です。『ナハトがフィールドに出たとき、それぞれカード名の違う【ジョブ(闇の戦士)】を最大3枚までサーチし、手札に加えてもよい。』というもので、なんと一気に3枚までのカードを手札に加えることができるのです。『FFTCG』では1枚の手札が2CPを生み出すことができるので、単純な換算だと6CPものコストが返ってくることになります。

 そして2つ目のアビリティが、1つ目のアビリティをさらに強力なものに押し上げます。『あなたのアタックフェイズ開始時、あなたの手札からコスト5以下の【ジョブ(闇の戦士)】1枚をフィールドに出してもよい。』というアビリティですが、要するにサーチした3枚のうち1枚を、コストを支払わずにフィールドに出すことができるのです。そしてこれらのアビリティは前述の【22-074R】アルバともとても相性がよいのです。

 【22-067L】ナハトがフィールドに出たときに【22-074R】アルバを含む3枚を手札に加え、アタックフェイズの開始時にアルバをフィールドに出します。アビリティによってフィールドに出たアルバはフォワードを1体ブレイクし、ナハトにヘイストを与えます。パワー9000のナハトであればアタッカーとして十分でしょう。ちなみにサーチする3枚に【カード名(ナハト)】を入れておくと、スペシャルアビリティの「全力斬り」も使えるようになります。わずか2枚でこのシナジーですから、ほかの【ジョブ(闇の戦士)】にもぜひご期待ください!

 さあ、今週のカードはいかがだったでしょうか。次週は主人公キャラクターの父親を紹介します。描き下ろしですのでイラストもお楽しみに!



 景山太郎