第408回:『日本選手権 2023 Autumn 東京予選』トーナメントレポート

 公式トーナメント『日本選手権 2023』、4月から3シーズンにわたり全国27会場で展開してきた予選はすべて終了しました。皆さまご参加ならびにトーナメント運営へのご協力ありがとうございました。最後の予選となった『日本選手権 2023 Autumn 東京予選』(スタンダード)のレポートをお届けいたします。

日本選手権 2023 Autumn 東京予選【スタンダード】


 9月30日、東京都新宿区の「ベルサール西新宿」にて『日本選手権 2023 Autumn 東京予選』が開催され、参加者50名によるスタンダードでのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。

 9月に開催された『北米選手権 2023』や『欧州選手権 2023』の結果による影響もあってか、「火氷FFVI」の増加が目立ちました。デッキの分布は以下のようになりました。


7名:「火氷FFVI」
5名:「土単」
4名:「水単」「水雷FFXIV」「モールズの夜会」
3名:「4属性WoL」
2名:「雷単」「火雷FFXIII」「火雷FFXIV」「土水」「風土雷」
1名:「火単」「火単マギサ」「風単」「火氷」「氷雷」「氷水」「土雷」「水雷ライトニング」「火風土FFVII」「氷土水ヒッポカムポス」「風土水空賊」「光の戦士」「7属性ギルガメッシュ」

 『JAPAN CUP 2023』『日本選手権 2023』本戦を控えて本格的な研究が進められているスタンダードですが、トップ8は「モールズの夜会」×2のほかは「火氷FFVI」「水雷FFXIV」「火雷FFXIV」「風単」「氷水」「氷土水ヒッポカムポス」と割れ、なおかつ半分を使用者1~2名のデッキが占めるという明確な勝ち組が存在しない結果となりました。
 予選を6戦全勝したありかさんの「氷水」など独特なカード選択が光るデッキも結果を残しており、大型トーナメントに向けて環境はさらに混迷を深めそうです。  

 決勝戦は"Reimen Morioka"としてもおなじみ「氷土水ヒッポカムポス」のプチデビさんと、各種メディアでも『FFTCG』をサポートしてくれている「火雷FFXIV」のゆばさんの組み合わせとなりました。

 1ゲーム目、後攻のゆばさんが1ターン目から【13-135S】ウリエンジェ【20-086H】アリゼー【12-004R】アルフィノと展開し、2ターン目に【14-015R】ゼノスを追加して一気に攻め立てます。対するプチデビさんは【15-119L】ポロム【11-124H】リルムで対抗しながら、デッキのキーカードである【20-110H】ヒッポカムポス【15-028H】ゴゴをそろえ、ゆばさんのフィールドを一掃します。ゆばさんは【19-124L】ヤ・シュトラでダメージを6点まで詰め勝機をうかがいますが、再度【15-119L】ポロムを追加したプチデビさんが丁寧なプレイで負け筋をつぶし、1ゲームを先取します。

 2ゲーム目、ゆばさんが2ターン目に出した【14-015R】ゼノスが残ってターンが返り、そこから猛攻をしかけます。【20-086H】アリゼーの効果で【12-004R】アルフィノをブレイクゾーンから出すと、効果で【17-016L】ヒエンをサーチしてそのまま送り出します。【14-015R】ゼノスで全体にヘイストを付与してアタックし、一気に7点のダメージを与えたゆばさんがゲームを取り返しました。

 3ゲーム目、後れを取ると勝ち筋が薄くなってしまうゆばさんは1ターン目から【14-015R】ゼノス【20-086H】アリゼー【12-004R】アルフィノと展開し、【20-088L】エスティニアンをデジョンする全速スタートを切りますが、そこを待ち構えていたのは【1-107L】シャントットでした。更地から悠々と【16-043H】アトモス【4-043C】プリンでアドバンテージを稼いだプチデビさんが勝利し、『日本選手権 2023』予選で最後の優勝を飾りました。おめでとうございます!



 『日本選手権 2023』、これで権利を獲得したプレイヤーの総数が74名で確定しました。トッププレイヤーたちによる、シーズン日本一と『世界選手権 2023』への最後の権利を懸けた『日本選手権 2023』本戦は、10月28-29日に東京のスクウェア・エニックス本社で開催されます。

『日本選手権 2023 Autumn 東京予選』TOP8デッキリスト【スタンダード】