第401回:『日本選手権 2023 Autumn 福岡予選』トーナメントレポート

 公式トーナメント『日本選手権 2023』のレポート。今回は『日本選手権 2023 Autumn 福岡予選』(スタンダード)のレポートをお届けいたします。

日本選手権 2023 Autumn 福岡予選【スタンダード】


 8月27日、福岡県福岡市の「博多バスターミナル」にて『日本選手権 2023 Autumn 福岡予選』が開催され、参加者21名によるスタンダードでのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行なわれました。


 前週の『日本選手権 2023 Autumn さいたま予選』で始まった「英雄の夜明け」環境でのスタンダードの公式トーナメントは「8属性」デッキの優勝で幕を開けています。福岡予選のデッキ分布は以下のとおりとなりました。さいたま予選に続けて「水単」と「氷雷」が2トップのままで、「火雷」などのデッキが追いかける構図となりました。1番人気の「水単」もデッキタイプはさまざまで、「英雄の夜明け」環境の研究はこれからさらに深まっていきそうです。

5名:「水単」
4名:「氷雷」
3名:「火雷」
2名:「雷単」
1名:「火単」「土単」「火風」「土水」「土水モンスター」「土雷暁の血盟」「火氷水FFVI」  

 5勝1敗のプレイヤー4名が決勝トーナメントに勝ち残り、「氷雷」2名と「土水」「火単」という構成になりました。1番人気の「水単」は結果こそ残せませんでしたが、先述のとおりさまざまなデッキタイプが存在し対応力も高いので、今後メタゲームの輪郭が浮き上がってくるほどに存在感を増してきそうな予感がします。

 準決勝は「氷雷」がともに勝ち上がり、決勝戦はモウハさんとキルトさんによる、九州の強豪プレイヤーどうしでの「氷雷」同系デッキの競演となりました。お互い慣れた手つきでスピーディーな攻防が展開され、勝敗は最終の3ゲーム目で決することになりましたが、最後は後攻のキルトさんが【20-040L】ルーファウスでの押し込みに成功してみごとに優勝を勝ち取りました。おめでとうございます!


 「氷雷」はL3構築でも有力なデッキタイプで、10月に開催される『JAPAN CUP 2023』(スタンダードとL3構築の2デッキ制)に向けて今もっとも注目を集めている存在と言えるでしょう。いずれにせよどちらのフォーマットも環境初期の段階であり、今後のメタゲームの推移から目が離せません。 



 来週はいよいよ世界選手権の参加権利を懸けた『L3 Championship 2023』です。残すところ4会場となった『日本選手権 2023 Autumn』は、9月17日の香川県高松市(スタンダード)、翌18日の京都府京都市(スタンダード)から再開してラストスパートに突入します。

 秋本番を迎える『FFTCG』の公式トーナメント。今後も皆さまの参加をお待ちしております!

『日本選手権 2023 Autumn 福岡予選』TOP4デッキリスト【スタンダード】