第389回:『日本選手権 2023 Summer 大阪予選』トーナメントレポート

 公式トーナメント『日本選手権 2023』のレポート。今回は『日本選手権 2023 Summer 大阪予選』(スタンダード)のレポートをお届けいたします。

日本選手権 2023 Summer 大阪予選【スタンダード】


 6月17日、大阪府大阪市の「大淀コミュニティセンター」にて『日本選手権 2023 Summer 大阪予選』が開催され、参加者49名によるスタンダードでのスイスドロー6回戦+決勝トーナメント3回戦で行なわれました。


 前週にスタンダードで開催された『日本選手権 2023 Summer 広島予選』は「氷雷」が制しています。そのうえで、デッキ分布は以下のようになりました。

7名:「氷雷」
6名:「水単」「火雷FFXIII」
5名:「4属性WoL」「モールズの夜会WoL」
3名:「土水」
2名:「土氷」「土雷」「火土水リディア」「4属性光の戦士」
1名:「風単」「火風」「水氷」「風水」「火風水FFX」「土風雷」「土氷雷」「水雷ライトニング」「イミテーション」


 優勝を受け「氷雷」の勢力が1番人気まで拡大し、最近は数に陰りを見せていた「水単」が「氷雷」への対抗デッキとして再浮上したようです。環境の最終盤ですがまだまだメタゲームの推移が見られそうです。  

 スイスドロー6回戦を勝ち抜き、決勝トーナメントに進んだのは「氷雷」と「火雷FFXIII」が2名ずつ、あとは「火土水リディア」「風単」「土氷」「4属性WoL」と、デッキタイプがばらける結果となりました。 「氷雷」の流行により、【19-128L】ウォーリアオブライトを使う多属性デッキはバックアップの確保を阻害され苦戦する結果になったようです。

 2試合を経て決勝に残ったのは「氷雷」の正義さんと「風単」のai_fftcgさんでした。ai_fftcgさんは会場で1人だけの「風単」でしたが、【16-129L】カオス【19-105H】アークの採用によって【19-128L】ウォーリアオブライトデッキへの対策を厚めに取っているのが印象的です。

 ai_fftcgさんは「風単」ならではの粘り腰で、ピンチをしのいでのロングゲームを制し続けて決勝にたどり着きましたが、そこで立ちはだかったのが正義さんの「氷雷」でした。2ゲームとも「氷雷」が狙いどおり序盤から手札を抑え込んで「風単」の土俵になる前に押し切り、正義さんが優勝されました。おめでとうございます!



 『日本選手権 2023 Summer』、今週末は6月25日に三重県津市(スタンダード)で開催されます。『悪夢より来たる』環境がクライマックスを迎えつつあるなか、2週連続でスタンダードを制した「氷雷」の勢いがどうなるのか注目です。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『日本選手権 2023 Spring 大阪予選』TOP8デッキリスト【スタンダード】