第362回：Card of the Week　今週の一枚（2023/02/03）　

　皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。さあ、いよいよこの季節がやってきました。3月24日発売の最新ブースターパック『悪夢より来たる』の「今週の一枚」が始まります。今回もよろしくお願いします！

　記念すべき最初の一枚ですが、最初ということにちなんでファイナルファンタジーシリーズ最初の主人公である【19-128L】ウォーリアオブライトを紹介したいと思います。

　このカードのイラストは山下美樹さんの描き下ろしです。ということはつまり、フルアートのカードも存在するということになります。それではまず、いつものようにカード画像をご覧ください。強い意志を示す鋭い眼光と、垂直に掲げられた剣が光の戦士としての彼の強さを象徴しています。


　引き続きカードの能力を見ていきましょう。……さて、少々白々しさがあったでしょうか。そうですね、カードの能力を見るより先に説明しなければならないことがあります。カード画像をご覧の皆さんはすでにお気づきかと思いますが、【19-128L】ウォーリアオブライトはなんと火、風、土、水の4属性の多属性キャラクターなのです！ この4属性はいかにも光の戦士、という感じですが『FFTCG』のゲーム的に見ると4つの属性のCPを用意しなければいけない、キャストするのが難しいキャラクターとなっています。

　それでは改めてカードの能力を見ていきましょう。パワー10000はコスト4のフォワードの基準値より大きく設定されています。そしてこのカードは3つのキーワードアビリティと、フィールド、オート、アクションの各アビリティを1つずつ保持しています。

　上から順に見ていきますと、まずこのカードをキャストするためのコストに関するフィールドアビリティが書かれています。「ウォーリアオブライトをキャストするためのコストはフィールドにあるバックアップから生み出されるCPでしか支払えない。」そうです、なんとこのカードをキャストするためには自身のバックアップから火、風、土、水のCPを1つずつ出せなければならないのです。キャストするためのハードルが上がってきましたね。これはほかのアビリティが強力であることを期待したいです。

　次に書かれているのは3つのキーワードアビリティです。ヘイスト、先制攻撃、ブレイブ。基本かつ強力なこれらのアビリティは非常に心強いです。ヘイストですぐにアタックでき、先制攻撃でパワー10000までのフォワードなら一方的に打ち倒すことができ、ブレイブによって攻守両方で活躍できます。

　次に書かれているのはフィールドに出たときのオートアビリティです。「ウォーリアオブライトがキャストによってフィールドに出たとき、あなたのコントロールするすべてのバックアップをアクティブにする。カードを1枚引く。」というものですが、なんと使ったバックアップがアクティブになるのなら、【19-128L】ウォーリアオブライトの実質的なコストは0、それどころかカードを1枚引いているので－2、いや、バックアップが全部アクティブになるということはバックアップを5体コントロールしていればそれもアクティブにできるので、実質的なコストはなんと－3になります！ まあ、計算上はそのようになりますがバックアップの準備が大変ですし体感的にはそこまでいかないかもしれません。とはいえ強いことに間違いはないでしょう。

　最後はアクションアビリティで「《ダル》：フォワード1体を選ぶ。それに5000ダメージを与える。」というものです。このアビリティは上記3つのキーワードアビリティと非常に相性がよく、ヘイストのおかげですぐ使えるというのはもちろん、アタックやブロック時にも脅威のアビリティになります。これにより、パワー15000以下のフォワードでは【19-128L】ウォーリアオブライトを打ち倒すことはできません。そしてブレイブにより攻守両面でフィールドを制圧することができるでしょう。