第356回:Card of the Week 今週の一枚(2022/11/25) 

 皆さん、こんにちは。毎度おなじみTimです。今回も「今週の一枚」をお届けします! よろしくお願いします!

 今回は12月9日発売予定の最新ブースターパック『力の復活』の中から、土属性のレジェンドカードを紹介します! 梶本ユキヒロさんによる美しいイラストが描かれた暁の四戦士、【18-054L】ガラフに登場してもらいましょう。

【18-054L】ガラフ

 ガラフはブレイブを持っており、カードには「ガラフがアタックしたとき、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。それにガラフのパワーに等しいダメージを与える。」と記載されています。このアビリティによって、ガラフはアタック時に対戦相手のコントロールするフォワードにダメージを与えることが可能ですので、アタックを仕掛けるタイミングを逃さないでください。ガラフは対戦相手のフォワードをブレイクするだけではなく、ブレイブを活かしてあなたがダメージを受けないように守ってもくれるのです。

 これに加え(そして恐らく、これは対戦相手がガラフのアタックをブロックしたり、ガラフにブロックされたくない理由になるでしょう)、ガラフには自身のパワーを増幅させるアビリティがあります。あなたのブレイクゾーンのカード3枚をゲームから除外することにより、ガラフはパワー+3000を得ることができます。これはかなりの増加量と言えるでしょう。このアビリティによって、ガラフがダメージによってブレイクされるのを防ぐことができたり、(アタック時のオートアビリティで)パワーが大きなフォワードをブレイクすることも可能になります。また、そもそもブロックされることはそこまで恐れなくても大丈夫です。アタック中のガラフに対峙することができるフォワードはそこまで多くありません。なので、ぜひ、そのまま【9-068H】ドラゴンに警戒していてください。

 また、ガラフの一連のアビリティの最後にはフィールドアビリティがあります。Damage 3 で、ガラフのパワーは+3000されるのです。その結果、コスト4でパワー11000のブレイブを持つフォワードになるため、対戦相手にとっては攻守で相当な脅威となります。【カテゴリ(V)】や【ジョブ(暁の四戦士)】 で人気のギミックはまだそこまでありませんが、むしろすべての土属性デッキにガラフを入れるチャンスがあると言えるのではないでしょうか。

相性のよいカード

 【16-070L】麒麟、あるいは【7-049H】ケルガーがいれば、ガラフをさらにすばやく使う助けになるかもしれません。また、風属性の中にはガラフと一緒に使うと有利になるカードがあります。【11-049R】チェリンカと一緒に使えば1ターンで2回アタックすることができ、アタック時のオートアビリティでフォワードを2体ブレイクすることもできます。

 ガラフの弱点としては、オートアビリティでダメージを与えるのにアタックすることが必須となるため、ヘイストを持たないことと言えるでしょう。オートアビリティを有効活用するためには、1ターンの間ガラフがずっとフィールドにいるか、あるいは火や雷属性のカードと組み合わせ、いろいろな方法でガラフにヘイストを与えることが求められます。ガラフにヘイストを与えられる属性と組み合わせなかったとしても、一般的に土属性にはガラフが生き残るのをサポートできるカードがそろっており、なるべく長いターンの間守り続けることに長けています。

 ただ「通常のダメージ」であれば、ガラフ自身のアビリティで守ることができるかもしれませんが、【1-123R】オーディンなどの直接ブレイクしてくるものや、11月のショップ大会のPRカードでもある【14-049H】テュポーンなど、ほかの方法でガラフを対処してくるカード相手には生き残ることができません。ガラフを最大限に活用するためのヒントは、このあたりにあると言えそうです。

 さあ、皆さんはどう思われましたか。ガラフはデッキに入れる価値のあるカードだと思われましたでしょうか。みなさんも対戦相手にアタックしつつ、フォワードを同時に倒してみたいと思いますか。


 さて、今回で『力の復活』の「今週の一枚」の記事は最後になります。これまで連載を楽しんでくださり、本当にありがとうございました。これからの2週間ほどもぜひ、私たちと同じくらい『力の復活』の発売を楽しみにしていただけることを願っております!



 Tim