第346回:『MASTERS 22-23 仙台』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 仙台』(10月23日)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 仙台【スタンダード】

 10月23日、宮城県仙台市の「PARM-CITY 131」にて『MASTERS 22-23 仙台』(スタンダード)が開催され、参加者11人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。  

 プレイヤーの代名詞ともいえる属性を押し出したデッキや、海外で見られ始めてきたリストなど、デッキの種類は多岐にわたりました。


以下が参加者のデッキタイプ一覧です。
2名:「土雷」「水雷」「アバランチ&モールズの夜会」
1名:「火単」「氷単」「火風」「火氷FFIV」「イミテーション」


 ベスト4に残ったのは「火風」「氷単」「土雷」「火単」となりました。4名全員が『THE AFTER』の権利をすでに獲得しており、高い実力をあらためて証明する結果となりました。

 決勝戦は、シーズン開幕後の千葉、神戸と連続してトップ8入りしたものの優勝にはあと一歩で届いていなかった「火風」のけすうゆらはさんと、昨年の『MASTERS 2021 仙台』の覇者でもある「土雷」のai_fftcgさんという組み合わせとなりました。

 1ゲーム目、お互いに序盤からバックアップを並べていくスタートを切り、「火風」はドロー、「土雷」はブレイクゾーンからの回収でリソースを稼ぎつつカードをキャストしていきます。攻める「火風」に守る「土雷」という展開でゲームが進みますが、膠着したままデッキ切れによる決着が見えてくると、ドローの多かった「火風」のほうへ不利に傾いていきます。【16-048H】ジタンで相手のデッキを削ってみるものの枚数差を覆せず、1ゲーム目はai_fftcgさんの勝利となりました。

 2ゲーム目、今度は「火風」が【16-048H】ジタンを早々に引き、【12-038H】アルテアとの組み合わせで相手のデッキを削っていきます。さらに【17-091L】エクスデスや【17-096H】黒衣の男といった相手の強力なカードを奪い、逆に自分が使って相手を追い詰めていきます。デッキとライフの両方を攻め続けたけすうゆらはさんが取り返し、ゲームは3本目までもつれます。

 この時点で70分あった制限時間は残り1分だったため、延長3ターンが経過しても両者のダメージゾーンはきれいなままサドンデスに突入します。お互いにヘイスト持ちのフォワードがいるひりついた展開が進むなか、「火風」はフォワードを展開し、「土雷」はドローゴーで返しつつなんとか召喚獣で切り抜け続けます。しかし、最後は「火風」の物量が上回り、けすうゆらはさんが念願の優勝と『MASTERS FINAL』の権利を獲得されました。おめでとうございます!



 『MASTERS 22-23』、今週末は10月30日に石川県金沢市(スタンダード)で行なわれます。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 仙台』トップ4デッキリスト【スタンダード】