第336回:Card of the Week 今週の一枚(2022/07/21)

 皆さん、こんにちは! リシェルです。『反撃の雄たけび』の「今週の一枚」として私から紹介する最後のカードになります!

 1990年代にスーパーファミコンで『FINAL FANTASY VI』を遊んだときに、初めてのお気に入りとなったキャラクターのレジェンド・カードなのでとてもワクワクしております。今回紹介するのはフィガロの若き王である、エドガー・ロニ・フィガロです!

 それでは見ていきましょう!

【17-002L】エドガー

 【17-002L】エドガーはコスト5の火属性のフォワードであり、【カテゴリ(VI)】、【ジョブ(王)】、パワー7000となります。彼には次のオートアビリティが備わっています。『エドガーがフィールドに出たとき、あなたのブレイクゾーンにある【カード名(エドガー)】以外の【カテゴリ(VI)】のフォワードを最大2枚まで選ぶ。それらを手札に加える。』それ以外にもコスト0で使えるアクションアビリティもあり、『あなたのコントロールするコスト3以上の【カテゴリ(VI)】のフォワード1体を選ぶ。このターン、次にそれが使用するスペシャルアビリティは《S》を支払わずに使用できる。このアビリティはあなたのターンにしか使えず、1ターンに1度しか使えない。』となっております。

 そのため、以前に紹介した【17-113L】グラセラ・ウェズエットと同様に、エドガーは同じカテゴリのフォワードのスペシャルアビリティを、同名のカードを必要とせずに使えるようにしてくれます。しかし、グラセラとは大きく異なる点として、1ターンに1度しか使えないという制限付きではあるものの、完全にコストが無償になる点があります。そのうえ彼のオートアビリティで【カテゴリ(VI)】のフォワードを回収できるので、スペシャルアビリティのテーマを考慮してエドガーを中心に構築することで、彼のアクションアビリティに頼りすぎずとも、フィールドにいるフォワードのスペシャルアビリティの燃料をより多く引っ張ってくることができます。エドガーに関しては、どんな状況にも対応できるようさまざまなツールをそろえておくことが大切になります。

相性のよいカード

 スペシャルアビリティをテーマにした【カテゴリ(VI)】における主要キャラクターとして【15-028H】ゴゴがいます。すでに使用したスペシャルアビリティを繰り返す「ものまね」を備えたこのカードを採用しないエドガーデッキは想像しがたいと思います。もちろん、『Opus IV』まで戻ると【4-038L】セリスや【4-048L】ロックなども非常に強力なスペシャルアビリティを持っています。エドガーは対戦相手のターン中にセリスのアビリティを使用する手助けはできないものの、自分のターン中にセリスの「魔封剣」によって召喚獣からあなたを守ってくれる点では役立ちます。一方で、ロックは完全に無償で「ミラージュダイブ」ができるようになるので相性がよく、エドガーと一緒にフィールドに出ていればロックは毎ターン、ブロックされることなくアタックできることになります。

 最後に、【11-009L】シャドウと彼の忠誠心高い相棒【11-002H】インターセプターは【カテゴリ(VI)】デッキの定番となります。ただ【4-038L】セリスと同様に、シャドウのスペシャルアビリティ「シャドウファング」は対戦相手のターン中は【17-002L】エドガーによって無償で使用することはできず、自分のターンに使用するには1点のダメージを受ける必要があるので使い方は少々難しくなります。「シャドウファング」の活用を最適化したい場合は、【11-018H】マッシュなら自身のターンでもアクションアビリティであなたに1点のダメージを与えてくれるので、デッキに追加してもよいかもしれません。ただ、もしかしたら『反撃の雄たけび』で新しいマッシュが登場するかもしれません。注目してください。

 どうでしょうか? このエドガーが、リターナーの恩人としての役割にテーマ的に合致している点は気に入りましたか? そして、今回紹介しきれなかった【カテゴリ(VI)】のスペシャルアビリティからなるコンボの可能性なども、楽しみではないでしょうか? facebook.com/FinalFantasyTCG@FFTCG_SQEX でぜひお聞かせください!

 来週は景山さんが、『反撃の雄たけび』で最後の「今週の一枚」を紹介してくれます。もうすぐよく見ることになるキャラクターです。


 それでは次回もお楽しみに!  



 ~リシェル