第328回:Card of the Week 今週の一枚(2022/07/01) 

 皆さんこんにちは! 『FFTCG』プロデューサーの景山です。早くも3回目の「今週の一枚」の日がやってまいりました。今回は私が担当します。よろしくお願いします。


 さて、今回取り上げるカードは火属性のレジェンドである【17-016L】ヒエンです。ヒエンは『スターターセット2019 FINAL FANTASY XIV』で1度カード化されていますので、2種類目のカードということになります。久しぶりの登場ですが、原作での彼の立ち位置から考えるに『反撃の雄たけび』というタイトルにふさわしいキャラクターと言えるのではないでしょうか。

【17-016L】ヒエン

 それでは新しい【17-016L】ヒエンをさっそく見ていくことにしましょう。ヒエンはコスト4、パワー8000のフォワードで、フィールドアビリティとオートアビリティを1つずつ持ちます。

 まずフィールドアビリティですが『あなたが火属性のキャラクターか【カテゴリ(XIV)】のキャラクターを合わせて5体以上コントロールしている場合、ヒエンはヘイストを得る。』というものです。キャラクター5体というのは決して少なくないイメージですが、火属性のキャラクターと【カテゴリ(XIV)】のキャラクターの合計ですので、印象よりは簡単にそろえられると思います。ヒエン自体もカウントしますので、キャラクターが4体先にフィールドにいればたいていの場合ヘイストを得ることができるでしょう。ちなみにこのヒエンのように火属性であり【カテゴリ(XIV)】でもあるキャラクターは1体としかカウントされませんのでご注意ください。

 そしてオートアビリティですがこちらは『ヒエンがアタックしたとき、あなたのコントロールするすべての【カテゴリ(XIV)】のフォワードをアクティブにする。ターン終了時までそれらに「自身は1ターンに2回アタックできる。」を与える。このアビリティは1ターンに1度しか発動しない。』という、なかなか物騒なことが書いてあるアビリティとなっています。おおざっぱに言えばすでにアタックを終えた【カテゴリ(XIV)】のフォワードが再びアタックできるようになるのです。これはヒエン自身にも効果をおよぼしますので、ヒエンは実質2回アタックできるフォワードということになります。【カテゴリ(XIV)】のフォワードの数とフィールドの状況によっては、一気に7点ダメージを与えることもできるかもしれません。また、アクティブにできることに注目して、2回目のアタックを行なわずブロック要員に回すこともできます。これは疑似的なブレイブといった感じでしょうか。このアビリティの条件はヒエンがアタックすることなので、フィールドに出すときは1つ目のアビリティでしっかりヘイストをつけるのが理想です。

相性のよいカード

 火属性には【12-004R】アルフィノや【12-003R】アリゼー、【13-130S】ランジートなど【カテゴリ(XIV)】のフォワードが多いのでわりとデッキを構築しやすいですし、ほかの属性でも【カテゴリ(XIV)】は充実しているので、火属性単独にこだわらず2属性、あるいは3属性くらいのデッキにしてもいいかもしれません。

 そしてもう1つ注目したいのが【ジョブ(侍)】という部分です。ご存じのとおり侍デッキはトーナメントシーンでも頻繁に上位入賞を果たしています。【17-016L】ヒエンの登場は侍デッキにとって大きなプラスとなるのではないでしょうか。また、ここだけの話ですが実は『反撃の雄たけび』では【カテゴリ(XIV)】でかつ【ジョブ(侍)】もしくは【カード名(侍)】のフォワードがヒエン以外に2種類追加されますので、ヒエンが活躍するシチュエーションは多くなりそうです。


 さて、今回の【17-016L】ヒエンはいかがだったでしょうか。ぜひ皆さんのデッキで活躍させてあげてください。


 来週はリシェルが誇り高き水のレジェンドを紹介してくれます。お楽しみに!