第319回:『MASTERS 2021 名古屋』トーナメントレポート

 年明け早々に再び延期となってしまった『MASTERS 2021』ですが、約3か月ぶりにようやく再開することができました。日程は残り少ないですが、あらためてよろしくお願いいたします。今回は「クリスタルの支配者」環境の締めくくりとなった『MASTERS 2021 名古屋』(スタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 名古屋【スタンダード】


 4月16日、愛知県名古屋市のIMYホールにて『MASTERS 2021 名古屋』(スタンダード)が開催され、参加者21人によるスイスドロー6回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。

 公式トーナメントが延期されていた間も「クリスタルの支配者」環境はDiscord大会などを通じてデッキ開発が進められてきました。そのため、直近に行なわれた「自宅名人位決定戦」での活躍が目立った「風水空賊」「火単」「土水」に人気が集まっていた印象です。

 トーナメントの決勝は「土水」のレオンさんと「火水」のキマリさんという、形を変えながらも「クリスタルの支配者」環境でトップを走り続けてきたデッキどうしの対戦となりました。  

 1本目、【15-083L】リディアは出せているものの【14-116H】マシュリーを引けていない「土水」に対し、「火水」側は【15-011L】パロムと【15-119L】ポロムをそろえて順調にカウンターを確保。このペアを「土水」が除去できず、1本目はキマリさんの勝利となりました。

 2本目はまったく逆の展開となります。【14-116H】マシュリーを引き込めた「土水」が、【15-011L】パロムと【15-119L】ポロムをそろえられない「火水」側のフォワードを【14-116H】マシュリーで手札に戻し続けます。最後まで【14-116H】マシュリーを除去できなかった「火水」を押し切り、2本目はレオンさんが取り返しました。

 お互いが強みを出して星を取りあっての3本目、「土水」の【14-116H】マシュリー、「火水」の【15-011L】パロムと【15-119L】ポロムがお互いのフィールドに並んでがっぷり四つに組みあう形となりますが、【12-068H】フェンリルで水属性のバックアップをブレイクされている「火水」側はフォワードを展開しきれず攻めることができません。【14-011H】豪神スサノオでのリセットを計りますが、バックアップがより少なくなってしまいジリ貧な展開が続きます。その間にフォワードをより多く展開できた「土水」が、残りデッキ0枚というラストターンで7点目を与えきり勝利をつかみました。

 レオンさんはスイスドローから負けなしで、「クリスタルの支配者」環境での有終の美をみごとに飾りました。おめでとうございます!



  昨年6月にスタートした『MASTERS 2021』も、ようやく全国32か所の日程のゴールが見えてきました。
 1週お休みを挟んで、いよいよ「光の使者」環境に突入します。日程のラストスパートは3日続けての開催で、4月29日に京都府京都市(L6構築)、4月30日に岡山県岡山市(スタンダード)、そして5月1日に東京都新宿区(スタンダード)で開催予定です。

 最後まで皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

『MASTERS 2021 名古屋』TOP4デッキリスト