第312回:Card of the Week 今週の一枚(2022/02/18) 

 こんにちは。Timです。今回は4月15日発売のブースターパック『光の使者』から氷属性のカードについて、ネタバレになりますがこっそりお話しします。

【16-038H】ビブロス

 大きな悪い狼の(というか、ミノタウロスのような)【16-038H】ビブロスは、『FFTCG』のキャストに加わった最新のモンスターです。

 ビブロスは、コスト2の氷属性のモンスターで、『あなたの召喚獣やアビリティによって対戦相手が手札を1枚以上捨てたとき、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。それをダルにし、凍結させる。』というアビリティを持っています。さらに、ビブロスにはDamage 3のアビリティで、【6-070C】巨人のようにコスト0で1ターンに1度、『ビブロスがアタックしたとき、対戦相手は手札を1枚捨てる。』というアビリティを持つパワー7000のフォワードになることができます。

相性のよいカード

 HPが少なくなり始めたときにドレインを使ってきた原作へのオマージュだけでなく、ビブロスは『光の使者』リリース後の環境でデッキを組むときにも多くの面で有益なカードです。相手の手札を捨てさせる効果を中心とした「手札破壊デッキ」ではビブロスが入っているだけで、【12-114R】バラライのようにデッキを強化することができます。ビブロスにもっともぴったりなのは、手札を捨てさせる効果の大半が集まっている氷属性または風属性ですが、氷雷デッキに入れてもいいでしょう。

 ビブロスをどのようなデッキに使うかについて、私ならやはりまずは「手札破壊デッキ」を試します。手札を捨てさせる効果を徐々に効果的にしていくためには、とても頼りがいのあるカードだからです。【4-043C】プリンや【1-033C】アルガスのようなカードがさらに何かをダルにし、凍結させられたとしたら、どれだけ早くフィールドで優位に立てるか想像してみてください。「手札破壊デッキ」は、最近【15-028H】ゴゴが加わったことですでにアップデートが見られますが、このゴゴはフォワードに変身できるビブロスのアビリティをコピーすることもできます。つまり、アタックと同時に手札を捨てさせるオートアビリティがもう1つ加わるということです。

 また、人気のある【12-116L】ロックを中心とした氷風デッキは【13-132S】ティターニアを入れるために、コストの軽いモンスターと召喚獣が多く採用されることがよくあります。こうしたデッキにはビブロスはぴったりです。【12-116L】ロックと【3-056H】ジタンなどでカードを失った相手にとってビブロスはさらなる一撃となります。また、【2-049H】アスラなどからのサポートも得ることができます。さらにビブロスはコスト2のモンスターなので、【4-034R】シド [WOFF]のアビリティによってフィールドに戻すことができるのは大きなプラス材料です。

 疑似的にフォワードになれるモンスターや、あるいはフォワードをフィールドに呼び戻せるバックアップは従来から『FFTCG』では重宝されていますが、ビブロスは【4-034R】シド [WOFF]で必要に応じて呼び戻せるため非常に大きな脅威となります。しかも、【4-034R】シド [WOFF]はブレイクされません。

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 来週はリシェルが、すばらしいアートをあしらった、とても楽しくプレイできるカードをご紹介します。どうぞお楽しみに。