第301回:『MASTERS 2021 福岡』『MASTERS 2021 仙台』トーナメントレポート

 いよいよ「クリスタルの支配者」の発売が迫り、『MASTERS 2021』後半戦もクライマックスを迎えています。

 今回は『MASTERS 2021 福岡』と『MASTERS 2021 仙台』(ともにスタンダード)のもようをお届けいたします。

MASTERS 2021 福岡【スタンダード】

 11月13日、福岡県福岡市の博多バスターミナルにて『MASTERS 2021 福岡』(スタンダード)が開催され、参加者16人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。

 「土水」「モンク」「チョコボ」といった現環境の定番デッキのほかにも「火水」や「氷単」、新たなスターターセット「アバランチ対神羅」の新カードを使用した「アバランチ」デッキなど、いろいろなデッキが参戦する大会となりました。

 トップ4には「土水」が2人、「モンク」が1人、そしてスイスラウンドで大活躍した「火水」デッキが残り、決勝はその「火水」を使用するクララ@あそくまさんと「土水」を使うANNKAKE@あそくまさんの対決となりました。

 「火水」デッキで対「土水」用のキーカードとなるのが【8-128R】メルティジェミニです。これにより【13-120H】ドーガと【13-119L】ソフィという相手の主力2枚の打撃力を封じることができます。特に【13-119L】ソフィに対しては非常に効果的で、スイスラウンドから活躍していました。「土水」側にも【12-068H】フェンリルがいるので完封できるわけではないのですが、それでも有効だったのは間違いありません。

 決勝戦もその【8-128R】メルティジェミニの活躍もあり、互角の攻防で3ゲームまでもつれる熱戦となりました。しかし最後は「土水」のANNKAKE@あそくまさんがデッキのポテンシャルをしっかりと発揮し、一気に押し切ってチャンピオンに輝きました。おめでとうございます!

『MASTERS 2021 福岡』TOP4デッキリスト


MASTERS 2021 仙台【スタンダード】


 11月14日、宮城県仙台市の「PARM-CITY 131」にて『MASTERS 2021 仙台』(スタンダード)が開催され、参加者13人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦で行われました。

 「Opus XIV」環境終盤の大会ということで「チョコボ」「土水」「モンク」など、これまで活躍が目立ってきたデッキが多く見られました。そして4勝1敗ラインでそろった決勝トーナメントには「火土アバランチ」×2に「チョコボ」「土水」が勝ち残りました。「アバランチ対神羅」の発売以降研究が続けられていた「アバランチ」デッキが2人勝ち残っており、ここにきてトップメタの一角に躍り出たと言えそうです。  

 決勝戦は「火土アバランチ」のReimen Moriokaさんと「土水」のai_fftcgさんの対決となりました。

 試合はパーティーアタックをしかけたい「火土アバランチ」が【14-121L】バレットを中心にフォワードを展開し続け、それを「土水」がさばく構図となります。【15-132S】ジェシーや【15-134S】ビッグスでうまく手札を増やせた「火土アバランチ」が1ゲームをもぎとるものの、【1-107L】シャントットや召喚獣で相手の攻め手をさばき続けた「土水」が3ゲーム目で最後に7点目をねじ込み、ai_fftcgさんが優勝を果たしました。

 ai_fftcgさんは6月に開催された前半戦の『MASTERS 2021 諏訪』に続けての優勝です。おめでとうございます!



 『MASTERS 2021』後半戦もあと1か所を残すのみ。11月23日に和歌山県和歌山市(スタンダード)で開催予定です。そして「クリスタルの支配者」のリリース後、12月からは前半戦で延期されていた10会場で開催してまいります。

 皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

『MASTERS 2021 仙台』TOP4デッキリスト