第279回:Card of the Week 今週の一枚(2021/06/25) 

 皆さん、こんにちは、Timです。

 今回も『Opus XIV ~クリスタルの深淵~』の「今週の一枚」の記事を2回書かせていただきます。 取り上げたいカードのいくつかを景山さんに提案し、すばらしいカードを割り当ててもらいました。私が紹介させてもらうカードはどちらもとてもいいので、『クリスタルの深淵』の発売が待ち遠しいです!

 それではカードを見てみましょう!

【14-007L】ガーランド

【14-007L】ガーランドは、4CPの火属性のフォワードで、パワー8000、カテゴリはI、ジョブは騎士です。ガーランドは召喚獣やアビリティによるダメージを0にします。 また、「バックアップ1体がフィールドからブレイクゾーンに置かれるたび、カードを1枚引く。」というアビリティを持ちます。そして彼のスペシャルアビリティのフレアーはガーランドをダルにすることで「フォワード1体を選ぶ。それをブレイクする。その後、対戦相手は自分のコントロールするバックアップ1体を選択する。それをブレイクゾーンに置く。」ことができます。

 それでは少し休憩して、まずは小林元さんによるこのアメージングなアートをご覧ください。すばらしいカードです! これまでに6種類のガーランド(4種類が火属性、2種類が雷属性)が存在しますが、【10-104R】ランペールを使うデッキでの【10-088H】ガーランドのみが人気で、火属性のガーランドは大会ではあまり使用されてきませんでした。しかし、それも『クリスタルの深淵』によって変わることでしょう!

相性のいいカード

 私の第一印象はジョブが騎士だというところです。そこで注目すべきは騎士のサポートが多く存在する水属性との組み合わせです! フィールドに【1-156C】オヴェリアがいるだけで、ガーランドはパワー9000のフォワードとなります。そして彼には召喚獣やアビリティからのダメージに対する防御が備わっているため、相手が【11-004C】クー・チャスペルを使わないかぎりは、侍デッキや火単のような火力を中心としたデッキに対してとても強力です。【13-129S】フィリアもアビリティからダメージを0に軽減できますが、【14-007L】ガーランドはフィリアのようにアビリティだけではなく、召喚獣に対しても強いです。

 火・水タイプの騎士デッキに話を戻しますと、【12-126R】ガウェインはガーランドをサーチすることができます。もしあなたがすでにガーランドをコントロールしていたとしても、フレアーを活用できるのでもう1枚を得ても問題ありません。 もしデッキに雷属性も含めたい場合(例えばデッキ内に複数種類のガーランドがいる場合など)には、【1-134R】ゴルターナ公でもガーランドをサーチすることが可能です。

【14-007L】ガーランドは火属性であるため【2-019R】魔人ベリアスや【2-005C】賢者が使いやすく、それらでガーランドにヘイストを与え、出したターンから彼のスペシャルアビリティを使うことができます。最近は火・水属性デッキで人気が出てきている【8-115L】ジタンとも組み合わせやすく、ブロックしそうなフォワードをスペシャルアビリティでブレイクし、それによってバックアップもブレイクゾーンに置かれるのでカードを引くことができます。

 私の意見としては、【14-007L】ガーランドのアビリティは火属性のデッキすべてにおいて採用に値するものだと思います。というのも、あなたのすべてのバックアップと対戦相手のすべてのバックアップがブレイクゾーンに置かれたときにあなたがカードを引けるからです。このアビリティに対抗するために【1-176H】ユウナが戻ってくるべき時となるでしょうか。それとも、【8-083C/1-117R】ヘカトンケイル、【12-068H】フェンリル、【10-078H】ドーガなどで対戦相手のバックアップをブレイクし、毎回あなたがカードを引けるようになる火・土属性のバックアップブレイクデッキが始まる時となるでしょうか。

 あなたのブレイクゾーンに置きやすい汎用的なバックアップ、例えば【10-012C】風水師や【8-007C】黒魔道士はガーランドのアビリティに有用ですが、ブレイクゾーンに置くバックアップは火属性以外のものでも有効です。あなたはきっと、ガーランドのアビリティを最大限活用するための何千もの可能性を、そして火属性のすべてのデッキにガーランドを加えるべき理由を見つけられると思います。




 最後に、あなたが考えていることも忘れてはなりませんね。ガーランドがフィールドにいる場合の【1-149H】ルールーには「バックアップ1体をブレイクゾーンに置く:フォワード1体を選ぶ。それに5000ダメージを与える。カードを1枚引く。」と書いてあります! このようなアイデアがほかにもあるでしょう。いろいろと試して、楽しんでください!

 来週は、景山さんがすばらしいアートワークのフルアート版レジェンドを紹介してくれます。 お楽しみに!


 Tim