プロデューサーからスペシャル Vol.16『【13-002L】アクスターとEXバーストに関して』

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。今回は3月26日発売の最新セット「Opus XIII ~クリスタルの輝き~」で登場する【13-002L】アクスターのアビリティと、それに伴うEXバーストのルールの整備に関して話をしていきたいと思います。よろしくお願いします。

はじめに

 まず述べておかなければならないのですが、EXバーストを従来の使い方――つまりダメージを受けダメージゾーンに置かれたときに発動する――ではないタイミングでの発動による挙動を明確化するためにルールを整備し、総合ルールのEXバーストに関する項目の修正を行ないました。このコラムと合わせましてそちらも参照いただけますと幸いです。

 また、【13-002L】アクスターがプレビューで紹介されたとき、アビリティに関する質問をツイッターの公式アカウント(@FFTCG_SQEX)にいくつかいただきました。その際に公式アカウントがお返しした回答は、結果は間違っていないのですが、その根拠となる部分は改定前の総合ルールに基づくものでした。大変申し訳ありませんが、あらためてこのコラムで確認していただけばと思います。よろしくお願いいたします。

【13-002L】アクスターの挙動

 まず、アクスターのアビリティがどのような挙動をするのかを見てみましょう。以下のようになります。


1:アクスターがフィールドに出たときにあなたのダメージゾーンにあるEXバーストを持つカード1枚を選びます。この部分はスタックに乗ります。

2:1を解決します。これにより選んだカードのEXバーストの『効果』がスタックに乗ります。ここでもスタックを使用しますので、EXバーストの効果ですが各プレイヤーは召喚獣やアビリティでそれに対応することができます。

3:2でスタックに乗った『効果』を解決します。


 イメージとしてはレスポンスできるEXバースト、といった感じです。これを踏まえたうえでスタックに乗せる『効果』に関してもう少し細かく話していこうと思います。今回のルール整備により、EXバーストはその召喚獣あるいはオートアビリティの『効果』ということになりました。つまり【13-002L】アクスターは召喚獣でもアビリティでもなく、その『効果』をスタックに積みます。

 それでは召喚獣やアビリティではなく『効果』ということであるなら、「召喚獣やアビリティによっては選ばれない」アビリティを持つキャラクターを選ぶことはできるのでしょうか。これは通常のEXバーストでも、アクスターのアビリティで使われた場合でも選ぶことはできません。今回のルール整備で総合ルールにも明記したのですが『効果』は元となった召喚獣やアビリティとしての特性を持ちます。そのため、召喚獣やアビリティによっては選ばれないものを選ぶことはできないのです。ただし、あくまで『効果』なので「召喚獣やアビリティを選ぶ」ものによってこの『効果』を選ぶことはできません。

まとめ

 こうやって書きだすと少しややこしく感じるかもしれませんが、行なっていること自体は従来のEXバーストの動きと何も変わりません。【13-002L】アクスターのアビリティで発動するEXバーストの『効果』も、スタックに乗るということ以外は通常のEXバーストと変わりはありません。今回のルール整備によって今後もEXバーストの新たな使い方をするカードが出てくることもありえますので、そちらはぜひ楽しみにしていただければと思います。

 今後ともFFTCGをよろしくお願いいたします。


景山太郎