第247回:Card of the Week 今週の一枚(2020/08/06) 

 皆さんこんにちは! 『Opus XII ~クリスタルの目覚め~』のカードを紹介していく今週の一枚、僕の3回めの順番が回ってきました『FF-TCG』プロデューサーの景山です。

 今回は土/雷の多属性カード、【12-122L】レギスを紹介したいと思います。ルシス国王にしてノクティスの父親である彼のカードはどのようなアビリティを持っているのか、さっそく見ていくことにしましょう。

【12-122L】レギス

 レギスがカード化されるのは2回めですが、前回はよくあるカテゴリ指定のサーチがついたバックアップでした。それはそれでデッキのキーカードを持ってくることができる便利なキャラクターなのですが、今回のレギスはフォワードとしてデザインされており、【9-080C】レギスとはまた違った形のアビリティを備えています。

 1つめのアビリティはオートアビリティで『レギスがフィールドに出たとき、あなたのブレイクゾーンにあるこのターン中にフィールドからブレイクゾーンに置かれた光か闇属性以外の【カード名(レギス)】以外のフォワードを最大2枚まで選ぶ。それらをフィールドに出す。』というものです。フィールドに出るだけでブレイクゾーンからフォワードを2体出すことができる! キャストしにくい多属性キャラクターとはいえインパクトのあるアビリティです。

とはいえもちろん気にしないといけない部分もあります。『このターン中にフィールドからブレイクゾーンに置かれた光か闇属性以外』のフォワードでなければならないので、コストとして手札から捨てて、というような使い方はできません。さすがにそれくらいの制限はないと困ります。このカードを使用する際にはひと工夫する必要がありそうです。一番簡単な使い方はアタックが終わった後の第2メインフェイズでフィールドに出すことでしょうか。アタックしてブロックされるなどしてブレイクゾーンに置かれたフォワードを再びフィールドに戻すことができれば、相手のプランを大きく崩すことができるはずです。

 また、みずからをブレイクゾーンに置くことで何かの効果を発動させるタイプのカードも、このカードと組み合わせればさらに活躍してくれそうです。これはレギスのもう1つのアビリティを紹介したあとで、いつものように相性のいいカードを紹介していきたいと思います。

 ということで、【12-122L】レギスの持つもう1つのアビリティを紹介してしまいましょう。レギスは『ターン終了時まであなたのコントロールするすべてのフォワードに「自身はブレイクされない。」を与える。』というスペシャルアビリティを持っています。最初に紹介したオートアビリティは【12-122L】レギスがフィールドに出る前のことに影響されていましたが、こちらはレギスがフィールドに出たあとに影響します。

 このアビリティは攻防どちらにおいても大きな活躍が見込めます。攻めているときはEXバーストでのブレイクすら効かなくなり、守っているときはどんなに巨大なパワーを持つフォワードでも被害を出さずにブロックで止めることができます。そうでなくても、フォワードをブレイクする召喚獣やアビリティに対応することが可能です。【12-122L】レギス自身もブレイクされなくなるのも大きなポイントでしょう。2つのアビリティの間にあまりシナジーはありませんが、どちらも独立して強力な強さを持っている優秀なアビリティです。

レギスとともに

 さあ、それでは最後に【12-122L】レギスと相性のいいカードを見ていきましょう。正直に言えばスペシャルアビリティは何と組み合わせても強いので(あえて言えば複数回アタックできるフォワードなどでしょうか)、オートアビリティのほうに絞りたいと思います。

 【11-136S】クラウドとの動きはなかなか気持ちいいかもしれません。コスト4のフォワードをブレイクゾーンに置いて【12-122L】レギスをサーチし、フィールドに出すと今ブレイクゾーンに置いたフォワードがレギスのアビリティで戻ってきます。その場合、フィールドに出たときに発動するオートアビリティを持つフォワードだとさらに楽しいでしょう。シンプルですがわかりやすく強い組み合わせではないでしょうか。

 とはいえ、【12-122L】レギスは最大で2体まで戻せるのできっちり2体戻したい人もいるかもしれません。その場合には【4-080L】ケフカが考えられます。
 このカードをフォワードかモンスターをブレイクゾーンに置く方法でフィールドに出し、その後【12-122L】レギスを出してブレイクゾーンに置いたフォワードを戻せば、8コストでパワー8000のフォワードと5コストでパワー8000のフォワードをフィールドに出したうえに相手のフォワードかモンスター1体をブレイクすることができます。

 また、【10-135S】ケフカも期待できます。こちらのケフカはアタックするだけでお互いのフォワードを1体ずつブレイクする効果が発動するので、アタックフェイズ全体で2体以上ブレイクゾーンに置かれる可能性が上がります。第2メインフェイズになったら【12-122L】レギスを出してアドバンテージを取っていきましょう。

 もちろん無理に2体回収を狙わなくても効果的なカードはあります。【10-095H】デッシュ、【11-064L】アーシュラのようにCPを使わずにフォワードをブレイクゾーンに置けるカードは理想的ですし、多少コストがかかっても【12-122L】レギスでアドバンテージを取り返せるだけの効果があるものはいくつも存在します。ぜひいろいろ試してみてください。

 さて、次回はRBが描き下ろしの召喚獣を紹介してくれる予定です。RBよろしく!