第217回:Card of the Week 今週の一枚(2020/02/06) 

 みなさん、こんにちは! RBです。『Opus XI: Soldier’s Return(ソルジャーの帰還)』のリリースに向けて景山さんと私の二人で『Card of the Week(今週の一枚)』を再開します!

 新しい『Opus』に含まれる『FINAL FANTASY VII』のカードはもうすでにいくつか紹介しているので、ひとまずほかのカードに目を向けてみたいと思います。『Opus XI』で個人的に大好きな点の1つが全体をとおしてジョブに関するテーマがふんだんに見受けられる部分です。言いかえると、同じカテゴリやジョブのキャラクターとの相乗効果を発揮する新キャラが盛りだくさんということです。それぞれを読むごとに昔のカードに満遍なく目をとおし、どんなデッキを構築できそうか、考えを巡らせてしまいます。そんなことも踏まえて【11-064L】アーシュラを詳しく見ていきましょう。

【11-064L】アーシュラ

 『FINAL FANTASY IV THE AFTER -月の帰還-』に登場したヤンの娘であるアーシュラが『Opus XI』の土属性のレジェンドカードとして登場します! アーシュラは強くなるために王国でもっとも力強いモンクたちとの修行にはげみ、ホブス山に立ち向かうのですが、『FF-TCG』で登場する今回のカードもまったく同じように機能します! さらに、みなさんもお気付きかと思いますが、『FF-TCG』で多くのアートを担当してきたオグロアキラ氏による美しいオリジナルアートなのです!  ちなみに、オグロアキラ氏は 『FINAL FANTASY IV THE AFTER -月の帰還-』のキャラクターデザインも実際に担当されていたので適任ではないでしょうか。背景にはあのホブス山も描かれています! それでは彼女のアビリティを見てみましょう。

 【11-064L】アーシュラは4CP、パワー5000のフォワードで【カテゴリ(IV)】【ジョブ(モンク) 】です。彼女には次のオートアビリティが備わっています:「アーシュラがフィールドに出たとき、あなたのブレイクゾーンにあるコスト2以下の【ジョブ(モンク)】か【カード名(モンク)】1枚を選ぶ。それをフィールドに出す。」
 加えて、次のようなアクションアビリティも備わっています:「アーシュラ以外の【ジョブ(モンク)】か【カード名(モンク)】1体をブレイクゾーンに置く:以下から1つを選択する。『ターン終了時までアーシュラのパワーを+4000し、ブレイブを得る。』『フォワード1体を選ぶ。それにアーシュラのパワーに等しいダメージを与える。』」

 このように、彼女が最高を目指すには最高のモンクたちに囲まれなければいけません。よって【11-064L】アーシュラと一緒に多くのモンクをデッキに組むべきでしょう。もちろんのこと、『Opus XI』にはほかのモンクも含まれており、今日はその一つもあわせて紹介しちゃいましょう。

【11-079C】モンク

 【11-079C】モンクには『FF-TCG』でオリジナルキャラクターを幾つか描いている小池紅美子氏による美しい新アートが使用されています。このモンクはアクションアビリティを1つ持ちます。「《土》《ダル》、モンクをブレイクゾーンに置く:フォワード1体を選ぶ。それにあなたのコントロールする【ジョブ(モンク)】か【カード名(モンク)】1体につき、3000ダメージを与える。」アーシュラを使う場合多くのモンクをプレイすることになるので、このバックアップは【11-064L】アーシュラのデッキにぴったりだと感じます。また、【11-079C】モンクは【11-064L】アーシュラのオートアビリティで直接フィールドに出すことができ、アクションアビリティを発動させるためのコストとして使用できてしまいます。

相性のいいカード

 もちろんのこと、【11-064L】アーシュラは父とともに戦うことでもっとも力を発揮します。【9-075R】ヤンは、多くのモンクをプレイすることでおのずと強化されます。【11-064L】アーシュラにアビリティを使用することで1度のアタックで複数フォワードを撃破でき、モンクが十分いれば対戦相手の布陣を簡単に一掃することさえできてしまいます。【3-095R】ヤンは、【11-064L】アーシュラを手札に持ってさえいれば、早期段階において最適なオプションといえます。彼のオートアビリティで【カード名(アーシュラ)】をフィールドに出した後、彼女がブレイクゾーンのモンクをフィールドに出すことで、ヤンだけのコストで3人のキャラクターが得られます!


さらに活用するために

 単純にモンクを集める以外に【11-064L】アーシュラを強化するカードを使用するのもよいでしょう。今回のセットでブースターパックでは初登場となる【PR-051】リディアがすぐに思い浮かびます。アーシュラのみならず、ヤンも強化し、【カテゴリ(IV)】のキャラクターを必要数コントロールしていれば、更に戦略を前進させるコスト1の召喚獣をサーチできます。

 【10-076H】タイタンと【9-017C】ベリアスも即座に思い浮かびますね。しかも「L3構築 (Latest 3 Opus Constructed)」のデッキでも展開できます! 実際のところ、今回紹介した中で【3-095R】ヤン以外のすべてのカードは【11-064L】アーシュラを組み入れた L3 デッキで活用できます!

 いかがですか? モンクの修練の道を辿る覚悟はできましたか?『Opus XI』 第1弾となる『Card of the Week(今週の一枚)』をお楽しみいただけたようでしたら嬉しいです。来週はいつでも攻撃する準備が整っている、あのお馴染みのヴィランを紹介するために景山さんが戻ってきます!

それでは次回まで。

~RB