第161回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 『MASTERS 2019 千葉』トーナメントレポート

 4月7日、千葉県の「千葉市文化センター」にて『MASTERS 2019 千葉』が開催されました。

 毎年春~秋シーズン恒例の全国イベント『MASTERS』が、今年も開幕。その第1回目となる千葉大会には、昨年を上回る75名の参加者が集まり、スイスドロー7回戦+シングルエリミネーション3回戦で熱戦が繰り広げられました。

 今回が初めての公式大会という方もいたほか、サイドイベントの体験会にも参加者があり、会場は終始賑やかな雰囲気。また、海外からの参加者もおり、注目度の高い大会であったことが伺えます。

 『Opus VIII』発売直後の大会ということで、会場にはさまざまな新タイプのデッキが見受けられました。作品単位でいうと、この『Opus VIII』から本格参戦を果たした『FFXV』や、新カードが多数追加されたことで『Opus IV』のカードが再評価されるようになった『FFVI』の人気が高かったようです。

 スイスドロー7回戦を経て、決勝ラウンドに進んだベスト8のデッキタイプは
 ・土風コントロール×2
 ・火土ゾディアーク
 ・土単XV
 ・土風チョコボ
 ・火水ヘイスト
 ・氷水アグリアス
 ・水単フースーヤ

 と、多岐に渡る結果となりました。旧環境からのデッキのアップデートもあれば新デッキタイプもありと、まさしく新環境の開幕らしい顔ぶれといえます。

 そんな中で決勝戦にコマを進めたのは、いずれも「土風コントロール」を選択したひーとさんとらっちょさん。
 「土風コントロール」は以前から人気のデッキタイプであり、『Opus VIII』で【8-060L】フィーナや【8-136L】常闇のヴェリアスといった新戦力を獲得しました。これまでは【4-085H】ダダルマーと【4-058C】サボテンダーによって優位を保っていくデッキでしたが、新カードが追加されたことで相対的に【4-085H】ダダルマーへの依存度が下がり、より対応力に磨きがかかった格好です。

 そんなコントロール同士の対戦となった決勝は、ミラーマッチに有効なカードをしっかり採用していたひーとさんに分があり、見事2連勝。スイスドロー1位の勢いそのままに、決勝ラウンドでも土をつけることなく優勝を勝ち取りました。

 『MASTERS 2019』はこれから10月まで、全国各地で大会を実施していきます。並行して『JAPAN CUP』や『CRYSTAL CUP』も行われ、毎週のようにどこかでイベントが開催されていきますので、ぜひお近くの会場に足をお運びください。

TOP8デッキリスト