第141回:禁止カード裁定

禁止カード

 2018年12月1日より以下2つのカードを構築戦による禁止カードに制定します。

・【5-034C】ゲスパー/【5-034C】Gesper
・【5-040C】呪術士/【5-040C】Thaumaturge

この2枚のカードはデッキに入れることはできません。また、作品単、リミテッドに関しては従来通り使用することができます。

禁止理由

1:コストが軽く1ターンめから出しやすい。
2:フィールドに出したら即座に手札を捨てさせることができる。
3:【5-034C】ゲスパー/【5-034C】Gesperは毎ターン捨てさせることができ、【5-040C】呪術士/【5-040C】Thaumaturgeは一般アイコンにより複数出しやすく、どちらも連続して手札を捨てさせることが可能なため。

今回の禁止決定について

 現状『FF-TCG』は使用されているデッキおよびバランスに関して、大きな問題は抱えておりません。あらゆる大会においていくつかの種類のデッキが上位に入り、優勝するデッキも1つのデッキが常に独占するという状況にはありません。そのためゲーム環境自体は健全であると考えています。

 しかしながら、トーナメント環境とは別に、手札を連続して捨てさせられる一部の「手札破壊に特化したデッキ」に対してプレイヤーが1ターン目からやれることを制限しすぎてしまうのではないか、そしてそれがプレイヤーに過度なストレスを与え、本来のゲームのプレイ感覚を損なうという懸念がOpus6発売後からあり、開発チームでその件に関して熟慮に熟慮を重ねました。その結果、環境の強弱以外での禁止カードは極めて特殊な例ではありますが上記2枚を禁止カードとすることにしました。基本的にはカードのバランス調整の失敗や環境の極端な偏り以外では禁止カードを出すという決定をすることはなく、極めて特殊なこととなります。ご迷惑をおかけしますがご了承いただければ幸いです。

 なお、世界選手権に関しては11月中の大会ですので上記2枚のカードは使用可能です。今回の決定理由がトーナメント環境の是正ではないこと、禁止にした場合世界選手権までのこれまでの調整が無駄になることなどもあり、世界選手権では使用できることを再確認いたします。