第140回:Card of the Week 今週の一枚(2018/10/18) 

 皆さん、こんにちは! 来週には『Opus VII』のプレリリースを控えていることもあり、「今週の一枚」でご紹介する『Opus VII』のカードはこれで最後となりました! 最後を飾るカードとして自分がもっとも気に入っている新しいカードの一つを取っておきました。すでにアーロンを紹介したので、最後のカードでまた別のガードをお披露目することはないだろうと予想していたかも知れませんが、そんなことはありません! 今週は『ファイナルファンタジー X』の伝説のブリッツボール選手である【7-116L】ティーダです!

 ティーダは、ブリッツボール・チーム「ザナルカンド・エイブス」のエースとして『ファイナルファンタジー X』にて初登場しました。ブリッツボールとは、水中でプレイするサッカーのようなものなので、ティーダは特に水をあつかうことを得意とし、チームプレイにも長けています。【7-116L】ティーダは『ディシディアファイナルファンタジー NT』に登場するバージョンに基づいています。『ディシディアファイナルファンタジー NT』のティーダはスピードタイプのファイターです。彼のスキルは、ダッシュ中に射程範囲が広がることを利用して敵に不意打ちをすることを可能とします。しかし、いざ飛び込む際にリソースがなくなってしまったという事態を避けるためにもダッシュゲージに注意する必要があります。【7-116L】ティーダはこれらの要素をとてもよく再現しています。

 それでは見てみましょう!

【7-116L】ティーダ

 【7-116L】ティーダはコスト3CP、 パワー7000の水属性のフォワードで、ジョブは「ガード」そしてカテゴリ「DFF」および「X」に属しています。また、『FF-TCG』ではまだあまり見られていない「バックアタック」を持っています。バックアタックのあるキャラクターは召喚獣を呼ぶ、またはアビリティを使用するタイミングで出すことができます。ディシディア同様、ティーダはどこからともなく現れ、敵の動きを阻むことが可能です。ただ、こちらもディシディア同様、デメリットもあります。ティーダをフィールドに出すためにはフィールドにある水属性のバックアップから生み出されるCPを消費する必要があります。つまりは、まずはバックアップをフィールドに出す必要があるため、ゲームの序盤でティーダが登場することはありません。また、バックアタックで対戦相手に不意打ちをかけたい場合は対戦相手のターン中はバックアップをフリーの状態に保つ必要があります。

 ですが、【7-116L】ティーダがフィールドに出るとき、戦いの流れを変える2つのアクションの内1つを選択できます! 「すべての水属性のフォワードをアクティブにする」もしくは「水属性のフォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれのパワーを+2000する」のいずれかです。彼は水属性がもっともしっくりくるので、水単のデッキが最適だと思います! 基本的に、ティーダは使用する際にフォワードをアクティブにできる水属性の召喚獣に近いと思っていただいて大丈夫だと思います。

相性の良い組合せ

 【7-116L】ティーダは単体でも比較的ストレートに使いやすいのですが、いくつか便利な組み合わせがありますので併せてご紹介します。
 【3-138H】セオドアは水属性のフォワードで、アビリティは「あなたのフィールドにセオドア以外の水属性のキャラクターが出るたび、あなたのコントロールするフォワード1体を選ぶ。以下から1つを選択する。『ターン終了時までそれのパワーを+1000する』、『ターン終了時までそれに先制攻撃を与える。』『ターン終了時までそれにブレイブを与える。』」とあります。あなたの対戦相手が攻撃した時とき、もしくはアタッカーをブロックしたときに【7-116L】ティーダを使い、自分のフォワード1体に+2000パワーを付与し、さらに【7-116L】ティーダは【3-138H】セオドアのアビリティを発動させるので、合計で+3000パワーに増やすか、もしくは先制攻撃を与えることが可能となります。プレイヤーとしては今までにこのようなことが起きるとは思っていなかったかも知れませんが、【3-138H】セオドアはバックアップが出ている間は思ったよりも大きな脅威になり得るのです。

 また、フォワードがたくさんいるデッキに添えるカードとして、通常【4-129L】スタイナーがよく使われています。例えばレイラやほかのバイキングをダルにするたびに彼のパワーを上げることができます。仮に、フォワード3体がフィールドに出ている状態で【4-129L】スタイナーを出した場合、フォワード3体をダルにして【4-129L】スタイナーに3000パワーを追加してから【7-116L】ティーダを出して全て再びアクティブにし、もう一度ダルにすることによってさらに3000パワーを上乗せできるうえ、【7-116L】ティーダがフィールドに出たため【4-129L】スタイナーは合計で7000パワーが追加されることになります!

 同様に【5-141H】レフィアも対戦相手のターン中に相手に不意打ちをかけることができます。彼女のアビリティを使い、その次に【7-116L】ティーダをフィールドに出して水属性のフォワードをアクティブにすれば、対戦相手の攻撃をブロックしたり、もしくは彼女のアビリティーを再び使用することが可能となります!


【7-117C】ティーダを活用するために

 また、水属性のバックアップをなるべく早い段階でフィールドに出すことがポイントとなります。最近紹介された【7-121C】ブラスカはコスト3CPの水属性のバックアップで、アビリティーは「あなたが【ジョブ(召喚士)】をフィールドに出すためのコストは1減る(0にはならない)」とあります。コストが3CPであるため、1ターン目でこのカードをフィールドに出せる可能性は低いものの、一旦フィールドに出てしまえばCPの効率をよくする手助けになります。【1-176H】ユウナや【3-126H】エーコなど、ポピュラーな水属性のバックアップはジョブが召喚士であるとお気づきになったかと思います。【1-176H】ユウナはフィールドに出る際に対戦相手のフォワードを手元に戻すことによってプレイのテンポを補助します。【7-121C】ブラスカがフィールドに出ていれば【3-126H】エーコはコストが1CPのバックアップになるので、手札を一枚捨てる代わりに【7-121C】ブラスカをダルにするだけで【3-126H】エーコをフィールドに出すことが出来るため、【3-126H】エーコはとても価値があるカードとなります。今回は組み合わせの一つをご紹介しましたが、水属性のカードを使えば、様々な方法ですばやくバックアップをフィールドに出すことが出来ます。

 新しいティーダはいかがでしょうか? 水単のデッキでプレイする事にさらなる興味が湧きましたか? 彼はガードをテーマとしたデッキでも有効ですので、そちらもお薦めです!

 これで『Opus VII』シリーズの「今週の一枚」は完結となります! この数カ月に渡って様々なサプライズやプレビューをご紹介してきましたが、楽しんでいただけたでしょうか。これらの素晴らしい新カードの数々が入手できるようになる来週の『Opus VII』プレリリースにご期待ください。

 それでは、次のOpus にてお会いしましょう!

 ~RB