第126回:Card of the Week 今週の一枚(2018/09/06) 

 皆さんこんにちは、RBです。『Opus VII』をプレビューするために「Card of the Week」を再開いたしました! 『Opus VII』については、まずはモンスターから話しを始めるほうがよいと考えましたので、プレビュー第1回目の今回はモンスターを紹介したいと思います。

 今のところ、モンスターは「召喚獣に近い動きをするもの」と「フォワードに近い動きをするもの」の2種類に分けられるかと思いますが、『Opus VII』ではその2種類のモンスターの幅をさらに広げるカードが登場します。

 今週の記事ではその2種類のうち、「召喚獣に近い動きをするモンスター」がどのような進化を遂げたのかについて紹介したいと思います。
 では、性能について掘り下げてお話しする前に、【7-089C】クァールと【7-016C】ボムのカードを見ていきましょう。

【7-089C】クァールと【7-016C】ボム

 【7-089C】クァールと【7-016C】ボムは、『MOBIUS FINAL FANTASY』等の作品に携わっている小池紅美子氏による描きおろしデザインを使用した、『Opus VII』で追加される【カテゴリ (Special)】のモンスターカード6枚のうちの2枚になります。

 多くのファイナルファンタジー作品でモンスターはプレイヤーのパーティを待ち伏せし奇襲をかけたりしますが、これら6枚のモンスターカードはフィールドからブレイクゾーンに置くことによって発動できるアクションアビリティを持っているだけではなく、手札から捨てることによって発動できるアクションアビリティも持っているため、対戦相手に奇襲攻撃をかけることができます!手札から捨てる際に発動する効果は取りわけ強力といったわけではありませんが、CPを消費せず発動できます。

 【7-089C】クァールは一般アイコンのあるコスト2の雷属性のモンスターです。フィールド上にいる場合は【7-089C】クァールをブレイクゾーンに置くことにより、「フォワード1体を選ぶ。ターン終了時までそれのパワーを+3000し、ヘイストと先制攻撃とブレイブを与える。」が使用できます。

 しかし、【7-089C】クァールを手札から捨てた場合、「コスト1のモンスター1体を選ぶ。それをブレイクする。このアビリティはクァールが手札にある場合にしか使えない。」を発動させる事ができます。このアビリティは非常に万能で、【4-058C】サボテンダーや【5-071R】レヤックなど人気のモンスターカードを排除する手段を増やせます。

攻守共に優秀なアビリティ

 また、対戦相手のモンスターを排除する必要がない場合、【7-089C】クァールは攻守共に非常に優秀な強化系アビリティとしても使用できます。フィールド上に出すことによって、対戦相手はあたかもあなたのフォワードのパワーがすべて+3000され、先制攻撃も与えられたかのように、様々な決断をしないといけなくなります。また、ブレイブも与えるため、ブロックするフォワードを減らす心配もなく攻めることができます。【5-099H】イルーアや【4-109H】ヒルディブランドなど排除が難しい雷属性のフォワードを使用しているデッキで人気のカードとなる未来が容易に想像できます。

 【7-016C】ボムは一般アイコンのあるコスト2の火属性のモンスターです。フィールド上にいる場合は【7-016C】ボムをブレイクゾーンに置くことにより、「フォワード1体を選ぶ。それに3000ダメージを与える。対戦相手のコントロールするすべてのフォワードに2000ダメージを与える。」が使用できます。手札にある場合は、捨てることによってフォワード1体に2000ダメージを与えられます。


相性抜群のカード

 【7-016C】ボムはフィールド上から多大なダメージを与えることができ、【5-010C】重攻撃騎マナスヴィンや【3-016H】パロムなど、フォワードに与えるダメージを増やすカードとの相性も抜群です。同時に、手札から捨てる際に発動するアビリティは少しだけダメージがたりない場合や、(もちろん手札にほかのカードもある場合に限りますが)厄介な【5-040C】呪術士を排除するために最適です。また、【7-089C】クァールと同様、【7-016C】ボムをフィールドに出すことによって、いつでも爆発させられるといったプレッシャーを対戦相手のフォワードに与えられ、相手は難しい選択を強いられることになります。火属性はおもにそうではありますが、あなたの火属性のデッキが攻撃的なデッキの場合、【7-016C】ボムは最適な追加かもしれません!

 他のモンスターカードがどのような性能なのかについての情報はもう少しお待ちいただくことになりますが、モンスターの新しい使用方法を少しだけお見せすることができたこのプレビュー記事を楽しんでいただけましたでしょうか。

 描き下ろしデザインもいかがでしたか? 小池さんのデザインは『ファイナルファンタジー』の最も象徴的なモンスターのすばらしい描写だと思いませんか? ほかにはどのようなモンスターに登場して欲しいですか? また、どのようなアビリティを持つと予想しますか? 『Opus VII』の発売後には【7-089C】クァールか【7-016C】ボムを使用しますか? facebook.com/FinalFantasyTCGのコメント欄でお教え下さい!

 そうそう!もう一つお伝えしたい事があります。景山さんに以前『Opus VI』のプレビュー記事をお願いした際に、非常に楽しんで執筆できたとのことでしたので、『Opus VII』では私と景山さんの二人でプレビュー記事をお届けすることになりました。毎週交互に掲載していきますので、『Opus VII』をプレビューする「Card of the Week」第一回となる今週は私RBが担当しましたが、来週は景山さんが記事を執筆します!お楽しみに!

 ~RB