第113回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 『Asia Grand Championships 大阪』トーナメントレポート

 6月30日(土)と7月1日(日)の2日間に渡り、「大阪サンライズビル」にて『Asia Grand Championships 大阪』が開催されました。

 『Asia Grand Championships』はその名の通り、アジア地域におけるオープントーナメントであり、シンガポール・タイ・日本の3か国で開催されます。優勝者には11月にロンドンで開催される世界選手権への参加権が与えられるという大きなイベントであり、参加者は99名に上りました。

 2日開催となる1日目は、全7回戦のスイスドローによる予選ラウンド。ここでの上位8名が、翌日の決勝ラウンドへ駒を進めます。
 気になるデッキ分布は「氷単」が最多の10名、次いで「土単」9名、「水単」8名、「風雷」6名といった順番でした。『Opus V』環境の締めくくりであることから、各地の『MASTERS』で結果を残したデッキタイプが多く使われることが予想されていましたが、結果としてデッキの方向性は多岐に渡っていました。

 2日目は上位8名のプレイヤーによる2本先取のシングルエリミネーション。8名のデッキは「氷単」3名、「土風」2名、「土単」「風雷」「風水」が各1名という分布でした。 『Opus V』環境で常に存在感を示してきた「氷単」が最も多かったものの、それを意識した土系のデッキもしっかりと残っており、混戦模様のトーナメントでした。

 もちろん、上位8名のプレイヤースキルも非常に高く、見ごたえのある対戦が続くことになりました。
 決勝に残ったのはriruさん(氷単)と閣下さん(土風タッチ雷)。閣下さんのデッキは【4-085H】ダダルマー+【4-058C】サボテンダーをはじめとした複数のコンボが搭載されており、これらのカードが揃うと高いコントロール力を発揮します。一方riruさんの氷単は手札破壊要素が強めの構築であることから、いかにコンボ成立を妨害し早めに押し切れるかがポイントとなります。

 結果としては、予想通り手札を削られつつダメージを先攻される形にはなったものの、粘り強く盤面を構築していった閣下さんの勝利。【4-033R】シヴァを警戒して敢えてアタックに行かず我慢するなど、繊細なプレイングも光った一戦でした。

 閣下さんは昨年の『Grand Championships 名古屋』に続く連覇であり、2年連続で世界選手権への出場権を手にしました。アジア代表としての閣下さんの活躍に大いに期待しましょう!
 2日間の対戦の様子はYoutubeなどで配信され、日本だけでなく世界からも注目を集めていました。こちらにアーカイブもございますので、ぜひご覧ください。

イベント中継アーカイブ: ◇1日目 ◇2日目

 この『Asia Grand Championships 大阪』をもちまして『Opus V』環境における国内の公式イベントはすべて終了となります。7月7日(土)からは『Opus VI』のプレリリースパーティ、そして7月13日(金)の発売を経て、7月22日(日)からは『MASTERS 2018』の後半戦が始まります。引き続き、皆様のご来場を心よりお待ちしております。

TOP8デッキリスト