第111回:Card of the Week 今週の一枚(2018/06/21) 

 皆さん、こんにちは! 今週は再び私RBが『Opus VI』からの「今週の一枚」をお届けします! さて、発売日も間近となっていますが、景山さんに先週紹介して頂いた【6-084L】レオ、そして私が今週と来週にわたって初公開する2枚のカードの情報を通して、『Opus VI』に対する皆さんの期待がさらに高まることを願っています。今回紹介するカードは今年発売された『DISSIDIA FINAL FANTASY NT』にて登場する【6-129H】スピリタスです!

 スピリタスは神々の闘争で数々の『FINAL FANTASY』の戦士を召喚しながら異世界をめぐって戦う神の1柱です。
 カオスの遺志から生まれた男神でもあるキャラクターなので、彼のダークな雰囲気にも納得できます。身の毛もよだつような存在感を持つスピリタスに引き寄せられるように、シリーズでおなじみの悪役が集まります。

 セフィロス、皇帝、そしてケフカなどの恐ろしいキャラクター達が闇の戦士として彼のもとに集結するのです。

 では、さっそくカードを見ていきましょう!

【6-129H】スピリタス

 スピリタスはカテゴリ「DFF」のコスト4CPの闇属性のバックアップです。カードには「スピリタスはあなたが闇属性のキャラクターをコントロールしている場合でもフィールドに出すことができる。あなたは闇属性のキャラクターを2体以上フィールドに出すことができる。スピリタスがフィールドに出たとき、闇属性のフォワード1枚をサーチし、手札に加えてもよい。」とあります。

 スピリタスを使用すると【1-184H】カオスと同様に複数の闇属性のキャラを同時に展開することができるので、彼がカオスのDNAを受け継いでいることはすぐに分かります。【1-184H】カオスはコスト2CPの闇属性のバックアップで、「カオスはあなたがほかの闇属性のキャラクターをコントロールしている場合でもフィールドに出すことができる。あなたは闇属性のキャラクターを2体以上フィールドに出すことができる。カオスがフィールドにいる場合、カオスはどの属性のCP でも生み出すことができる。」とあります。

 とはいえ、カオスに頼りすぎることも危険です。なぜなら、闇属性のフォワードが何体かフィールドに出ている状態でカオスがブレイクされた場合、闇属性のフォワードを複数展開できなくなるので、フォワードを失ってしまう恐れがあるからです。ただし、複数のバックアップをブレイクすることは難しいので、スピリタスとカオスを一緒にプレイすることで、多少は安心できるかと思います。

カムパッケージ

 スピリタスを使い、最近人気があるフォワード【5-148H】カムラナートをサーチしたい人も多いかもしれません。【5-148H】カムラナートはカテゴリ「LOV」と「XI」、コスト5CP、そして9000パワーの闇属性のフォワードで、「カムラナートがフィールドに出たとき、闇属性のカード1枚をサーチし、手札に加えてもよい。カムラナートは自身と同じ属性の召喚獣やアビリティによっては選ばれない。あなたの第1メインフェイズ開始時に属性1つを指定する。カムラナートはその属性になる(この効果はターン終了時に終わらない)。」とあります。
 要するに、カムラナートをサーチ&プレイし、さらにカオスをサーチできるので、バックアップを2体手に入れることができます。この方法でしっかりとした悪の土台を作り上げられます。いわゆる「カムパッケージ」の更なるパワーアップ版ですね!

 ちなみに「カムパッケージ」とは、カオス、カムラナート、そして『Opus V』からの土属性のバックアップの【5-091H】星の神子の相性のよさから欧米のプレイヤーの間で使われるようになった言葉です。星の神子とは、「EXバースト」を持つカテゴリ「XI」のコスト5CPの土属性のバックアップです。カードには「星の神子がフィールドに出たとき、【カード名(星の神子)】以外の【カテゴリ(XI)】のキャラクターカード1枚をサーチし、手札に加えてもよい。」とあります。さらに、彼女のアクションアビリティは、星の神子をダルにしブレイクゾーンに置くことで「あなたの手札からコスト6以下のフォワード1枚をフィールドに出す。このアビリティはあなたのターンにしか使えない。」とあります。

 このように、星の神子とカムラナートの相性は非常によく、星の神子を使いカムラナートをサーチし、次のターンで彼女をブレイクすることでカムラナートをコスト0でプレイすることが可能になります。カオスへたどり着くための道が何本も開けることから、複数の属性が組み込まれたデッキにはピッタリです。

 サーチを利用するための相性は抜群ですが、その他にも、闇属性のフォワードを複数展開できるアビリティを利用することも効果的な戦略です。さあ、闇属性の中でも一番強い候補をいくつか見ていきましょう。


闇属性の中でも一番強い候補

 カムラナートは兄弟である【5-147L】エルドナーシュとの相性はもちろんよいです。彼は6CPの闇属性のフォワードで、パワー10000、カテゴリ「LOV」と「XI」のカードで、「エルドナーシュがフィールドから離れる場合、代わりに手札に戻る」とあります。さらに、彼は「真世界」というスペシャルアビリティを持っていて、コストはエルドナーシュのカード一枚です。スペシャルアビリティの内容は、「このターンの後にあなたは追加の1ターンを行なう。そのターンの終了後にあなたはこのゲームに敗北する。」とあります。カムラナートとエルドナーシュは両者ともに倒しにくく、非常に大きな存在です。スピリタス、星の神子、そしてカムラナートなど、彼をサーチする方法はいくつもあります。「真世界」を使用するにはリスクが伴うものの、残り1ターンで勝利を勝ち取ることができる勝負もあります。よって、このアビリティは最後の1ターンで勝利できる可能性を生み出してくれる最終手段として考えるのがベストでしょう。

 【4-148L】闇の王も、これら3つのサーチ方法を使用しサーチできるので、彼もデッキに組み込むカードの候補です。彼はカテゴリ「LOV」と「XI」、パワー8000、そしてコスト4CPの闇属性のフォワードで、ブレイブの他にもいくつかの強力なオートアビリティを持っています。まず、「闇の王がフィールドに出たとき、すべてのコスト2以下のフォワードをブレイクする。」とあります。「ゴルベーザデッキ」などの低いコストのフォワードを多く含む、アグレッシブなデッキを使う相手と対戦する時に彼の力が最大限に発揮されるかと思います。さらに、「対戦相手のコントロールするフォワード1体がフィールドからブレイクゾーンに置かれるたび、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶ。それに2000ダメージを与える。」とあります。相手は自身のフォワードをブレイクゾーンに置くたびにダメージをうけるため、闇の王をフィールドに出した際に何体か相手のコスト2CP のフォワードをブレイクできた場合、大きな刺客をも倒せる可能性が出てきます。もっとも、この戦略が成功した場合、既にかなりの後れを取っていたことを意味することにもなりますが。

 最後に、【2-147L】皇帝は闇属性のフォワードの中でも人気が高いカードですが、それもそのはずです。彼はカテゴリ「II」のコスト4CPの8000パワーのフォワードで、フィールドアビリティは「対戦相手のコントロールするキャラクターは、スペシャルアビリティとアクションアビリティを使用することができない。」とあります。つまり、皇帝がフィールドに出ている間は「:」がついているアビリティを対戦相手が使用できません。スペシャルアビリティとアクションアビリティに頼るデッキが多いため、相手は彼を倒すことに集中するはずです。それゆえに、フィールドでの彼の長生きは期待できないかもしれません。とはいえ、相手の集中をほかのフォワードからそらす意味では彼がピッタリです。

 さあ、いろいろあり過ぎて、全てを書き出すことはできないかもしれませんが、どのような闇属性の連携プレイが思いつきますか? 公式フェイスブックページにてコメント下さい!

 来週で最後の『Opus VI』の「今週の一枚」となります!そして私にとっては『FINAL FANTASY』の中でも特に思い入れの深いキャラクターを紹介したいと思います。次週も必見です!

 ではまた次回お会いしましょう!

 ~RB