第104回:Card of the Week 番外編 その1 6-057L マリア 

 みなさんこんにちは! 今週はRBではなく、景山太郎がこのコーナーを担当します。せっかくなので何枚かは自分自身から発信してみようと思い書くことにしました。よろしくお願いします。

初めてのFINAL FANTASYは?

 ところでカードの話とはそれるのですが、みなさんが初めて遊んだ『ファイナルファンタジー』は何だったか覚えていますか?

 初めての『ファイナルファンタジー』はその人にとってはとても印象深い、特別な作品だと思います。もちろん『FF-TCG』は遊んでいるけれど、コンシューマーゲームの『ファイナルファンタジー』では1度も遊んだことがない、という人もいるかもしれません。まあ、その人にとっては『FF-TCG』が最初の『ファイナルファンタジー』となるわけで、それはそれで僕には嬉しい話です。

 ちなみに僕が初めて遊んだものは、今からちょうど30年前に発売された『ファイナルファンタジーII』でした。冒頭の戦闘でいきなりパーティーが全滅する意外性。ストーリーに沿って入れ替わる4人めのメンバー。そしてなにより経験値によるレベルアップではなく使えば使うほど強くなっていく熟練度システム。
 それらすべてが挑戦的で魅力的に感じられました。僕にとっての『FF II』はそういうゲームなのです。

 そう、今回紹介するカードはその『FF II』の主人公パーティーの1人である【6-057L】マリアになります。しかもこのカードは『Opus VI』のボックスアートであるフリオニールを手掛けた松田俊孝さんの描き下ろしなのです。『FF II』にふさわしい、挑戦的でかつ魅力的なイラストでカード化されたマリアをさっそく見ていきましょう!

強力な3つのアビリティ

 【6-057L】マリアは2コスト5000と非常に出しやすく3つもアクションアビリティを持つ、多彩な能力を持つフォワードです。彼女の持つアビリティですが、1つめは【カテゴリ(II)】のフォワード1体のパワーをターン終了時まで+2000します。2つめは対戦相手のコントロールするすべてのフォワードに1000ダメージ与えます。そして、最後はフォワード1体を選び、そのフォワードに与えられるダメージを3000軽減します。

 これらのアビリティはどれも非常に強力ですが、ダルを必要とすることとマリアがフォワードなことに関して気になる人もいるかもしれません。1ターン我慢しないと使えないうえにフォワードはバックアップに比べると簡単にブレイクや除外されてしまうからです。
 しかし、逆に言えばこのマリアを何とかできない限り相手はかなり不利な戦いを強いられることになります。ダルが必要なアビリティというのは、それだけ強力なアビリティだということですね。

相性のいいカード

 それではここからはRBをリスペクトして、マリアと相性のいいカードをいくつか紹介していきたいと思います。
 マリアのアビリティを考えれば、やはりパワーを上げることのできる【カテゴリ(II)】のフォワードを積極的に使っていきたいです。特にブレイブ持ちは相性がいいので【1-097H】ガイや【1-056H】ヨーゼフと組ませるのはおもしろいのではないでしょうか。また、パワーがあがるアビリティは先制攻撃との相性も抜群です。パワーの高い先制攻撃持ちは攻守両面で場を支配してくれるはずです。
 ですのでブレイブと先制攻撃をアビリティで持たせることができる【1-022R】フリオニールはこのカードにうってつけと言えるでしょう。

 また、2番目のダルで1000ダメージ与えるアビリティは、似たような効果を持つ【4-058C】サボテンダーがトーナメントシーンで活躍していることを考えると同じ運用方法で活躍してくれそうです。つまり【4-101H】オルランドゥと組ませることでフォワードを簡単にブレイクすることができます。

 ただ、自分のフォワードにはダメージを与えられないので、サボテンダーとコンボとしてよく使用されている【4-085H】ダダルマーと組ませることはできませんが、サボテンダーとは違い1体ではなく対戦相手のコントロールするすべてのフォワードにダメージを与えることができるので、たとえば【2-064H】バルバリシアのスペシャルアビリティなどとコンボにもなります。

 3つめのアビリティを含めて、マリアのアビリティはすべてダルにする必要があるのですが、逆に言えばアクティブにするアビリティがあれば複数回使用できるということになります。アクティブにするのは風属性の得意とするところ。【1-080H】バッツや【5-062L】ディアボロスなどもマリアと一緒に使用するカードの候補になるでしょう。

 もちろんここであげたカード以外にも相性のいいカードはたくさんあるのでぜひ探してみて下さい。そうそう、まだ未発表ですが『Opus VI』のなかにもマリアと組ませるとおもしろいカードが結構あります。ぜひそちらも期待していてください。

 それでは今回はこのへんで。次回はRBのコラムになります。お楽しみに!