第86回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 名人位決定戦 トーナメントレポート

 2月24日(土)、東京の「スクウェア・エニックス本社ビル」にて『名人位決定戦』が行なわれました。

 全国10会場で開催された地区予選で上位入賞したプレイヤーのみが出場できる、まさに「名人」を決めるに相応しい国内最高峰の大会。権利獲得者50名のうち48名が参加し、熱戦を繰り広げました。

 今回採用された大会フォーマットは、『FF-TCG』の大規模トーナメントでは初めての「2デッキ制」。ふたつのデッキを入れ替え、1試合2本制で戦います。
 タイプの異なるふたつのデッキを使い分けるプレイングと構築力、そして対戦相手がどのようなデッキを持ち込んでくるかの読み合い。『FF-TCG』の総合力が問われるこのフォーマットは、まさに“名人”の名を懸けた戦いに相応しいものといえるでしょう。

 48名計96デッキの分布は多岐にわたっていましたが、長らく『Opus4』環境を牽引してきた「水単」や「水土」は多くのプレイヤーが選択する結果となりました。それ以外に多く見られたのは水系デッキの対抗馬の代表格である「火氷」であり、「コントロール色の強い水系デッキ+攻撃的な氷系デッキ」という組み合わせが最も一般的だったようです。

 スイスドロー5回戦を経て、決勝ラウンドに駒を進めたのは8名。昨年の世界選手権で日本代表として戦ったmasterさんやサワダさんをはじめとした実力者たちが集まり、誰が初代名人になってもおかしくないハイレベルな決勝ラウンドとなりました。
 8名のデッキ分布に目を向けると、「氷風」や「土氷」といった珍しいカラーリングや、一般兵+【1-135L】ゴルベーザといった斬新なコンセプトまで、さまざまなデッキが混在する結果となりました。中でも「水雷フースーヤ」は全体としての使用者は決して多くはないものの2名のプレイヤーを決勝ラウンドに輩出し、お二人のプレイングスキルもさることながらデッキとしてのパワーも高かったことが伺えます。

 最終的に決勝に駒を進めたのはハリガイさんとMk.2さん。ハリガイさんは「水雷フースーヤ&火氷」、Mk.2さんは「氷風&雷タッチ土」というデッキ構成であり、いずれも自身が過去に入賞実績のあり手になじんだデッキをAデッキに選択していました。

 「水雷」vs「氷風」の対戦となった1本目は、1ターン目からキーカードである【2-146H】フースーヤを展開したハリガイさんに対し、Mk.2さんは【3-056H】ジタンや【4-038L】セリスでリソースを削りにかかります。ダメージを先行されたハリガイさんですが、【3-125C】うたかたの召喚士からの【2-133R】不浄王キュクレインなどで相手フォワードを除去しつつ手札を回復。徐々にフォワードの枚数で上回っていったハリガイさんが、【2-146H】フースーヤで盤面の優位を維持していき、1本目を先取しました。
 2本目は「火氷」vs「雷土」。まずはハリガイさんが、サーチを活かし【カテゴリ(VI)】のカードを中心に戦線を構築していきます。Mk.2さんは【1-107L】シャントットや【4-096H】ラウバーンといったカードで対抗し、土をタッチした強みを見せていきますが、手札の消耗が激しくやや苦しい展開に。最後はフォワードが並んだところをハリガイさんの【3-032R】シヴァが戦線をこじ開けて勝利。見事2連勝を飾り、初代名人の称号を手にしました。

 ハリガイさんは昨年の『MASTERS FINAL』では惜しくも準決勝で敗れ3位だったものの、見事この大舞台で雪辱を晴らしました。今後の活躍にも大いに期待がかかります。

 この日の大会のアーカイブはこちらでもご覧いただけます。興味のある方はぜひご覧ください。

TOP4デッキリスト