第75回:FINAL FANTASY Trading Cardgame 名人戦 四国地区予選 トーナメントレポート

 1月20日、「わーくぴあ徳島」にて『FF-TCG 名人戦 四国地区予選』が開催されました。参加者は19名で、スイスドロー5回戦+プレーオフ1回戦の計6回戦で行なわれました。

 名人戦予選も終盤戦を迎え、『Opus IV』の環境もかなり研究が進んできた印象です。どっしりと構え長期戦に強い水系デッキと、速度と妨害で上回る氷系デッキが環境の中心といった様相でしたが、ここ徳島の地においては水系の使用者はそこまで多くなく、「火氷」「氷雷」といったアグレッシブな氷系が最大勢力に。プレーオフに進出した4名のうち3名が氷を選択しているという結果になりました。

 スイスドロー5回戦終了時点では全勝が存在せず、4勝1敗で5名が並ぶという混戦模様になりました。タイブレークの結果、優勝を勝ち取ったのはただしさん。デッキは「土風VII」という、今まであまり表舞台には出てこなかったアーキタイプでした。

 その名の通り【2-077L】ヴィンセント+【3-069C】ユフィや【3-084C】WRO隊員といった【カテゴリ(VII)】のブレイブ持ちフォワードを【3-050L】エアリスで守りつつ盤面の優位を取っていくデッキですが、特徴的だったのは【1-097H】ガイの採用です。ダルにならないこのカードは氷全盛の環境においてはこの上なく強力であり、【3-033L】ジェネシスや【4-115L】ライトニングといったカードに対し1枚で優位に立てます。環境を読み切った見事なカード選択といえるでしょう。

 残る予選は東北、中国、東京の3会場となりました。今回の結果が今後の予選に、ひいては名人位決定戦にどのような影響を与えるか注目です。

TOP3デッキリスト