第63回:Card of the Week 今週の一枚(2017/11/23) 

 皆さん、こんにちは!以前掲載した『Card of the Week(今週の一枚)』の中で『FINAL FANTASY XIII』に言及したことはまだ皆さんの記憶に新しいですよね? そこでは【4-068H】 ホープとライトニングを組み合わせてみたい、という話をしました。
 どのバージョンのライトニングのことを言っているのか、詳しく話したくてたまらなかったのです。なぜなら『Opus IV』では『FINAL FANTASY XIII-2』のライトニングを題材にした新しいカードが登場するからです!

 『FINAL FANTASY XIII』または『FINAL FANTASY XIII-2』を未プレイの方には忠告です。本記事にはネタバレ要素が少々含まれております。そのため、ネタバレを避けたい方はカードの説明まで飛ばして下さい!

 今回は『FINAL FANTASY XIII-2』でのライトニングをベースにしたものになります。『FINAL FANTASY XIII』の物語終結後、ライトニングは別世界の暗闇に捕らわれ、時空の狭間に引き込まれた上で、歴史そのものから存在が抹消されました。
 彼女はヴァルハラの女神エトロの騎士となり、ユールの不死身の護衛であり、元ルシのカイアス・バラッドからエトロを守る宿命を授かることになります。
 ユールと見切りを付けることを拒むカイアスとライトニングは、終わりなき闘争で対立することになりますが、その歴史から抹消されたライトニングは妹のセラを守るために回帰を果たします。

 この様なキャラクターの背景が、カードデザインにどのように反映されているのか見ていきましょう!

【4-115L】ライトニング

 【4-115L】ライトニングは5CP、パワー7000でヘイストを持つ雷属性のフォワードです。【4-115L】ライトニングがフィールドに出るかアタックしたとき、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選ぶことができ、ライトニング以外の【カテゴリ(XIII)】のキャラクターをコントロールしている場合、それをダルにします。
 また、【カード名(ライトニング)】1枚を捨ててライトニングをゲームから除外することができ、その後、ライトニングをダル状態でフィールドに出せます。よって、対戦相手のフォワードを抑えることが可能であり、必要に応じて彼女を一旦「この時空から抹消し」、改めて復活させ、相手のフォワードをダルにすることができるのです。

『FINAL FANTASY XIII』のキャラクターたち

 このバージョンのライトニングであれば、『FINAL FANTASY XIII』のキャラクターをもう一人布陣に入れる必要があります。以前、『Card of the Week(今週の一枚)』で紹介した 【4-068H】ホープは【4-115L】ライトニングとの相性が抜群です。
 彼女のアビリティを使用する際に 【4-068H】ホープもプレイ可能な状態であれば、【4-115L】ライトニングをアクティブにした段階でヘイストによって即座に攻撃を再度放つことが可能になります。
 また、【カード名(アレキサンダー)】1枚をサーチできるのも彼の更なる魅力のひとつと言えるでしょう。

 風属性のカードを好まない方は、土・雷属性のデッキであれば 【1-091R】アモダも上手くハマります。
 【1-091R】アモダは、フィールドに出たとき【カード名 (ライトニング)】をサーチすることができ、「EXバースト」を持っていることから 【4-115L】ライトニングのアビリティを使用するためにその他の【カード名(ライトニング)】をデッキから追加でサーチできる確率が高まります。
 【4-115L】ライトニングのアビリティを活用したいとなった場合、ほぼ確実に必要なカードを入手できることになります。

 同時に複数種類のライトニングを使用することになりますが、ヘイストを持っているものは少ないため、先週紹介した【4-094R】マジックポットはライトニングのデッキに組み込むにはふさわしいカードになります。
 【4-115L】ライトニングだけでも、対戦相手の複数フォワードをダル状態にし、全面攻撃に備えることができます。ライトニングをプレイして、フォワードをダル状態にし、ライトニングで攻撃して、二つ目のフォワードをダル状態にし、マジックポットを使用して、三つ目のフォワードをダル状態にし、4つ目のフォワードをダル状態にするために新しくプレイに投下したライトニングで攻撃、というイメージです。

 それでは、【4-115L】ライトニングとあわせてデッキに組み込みたい、その他のバージョンのライトニングを見ていきましょう。彼女のアビリティを活用するためには、何枚かのライトニングが必要になりますからね!


そのほかのライトニング

 【1-142R】ライトニングは4CPと、比較的低コストのフォワードとして良い選択肢になります。パワーは4000で決して高いとは言えないものの、フィールドに出れば、対戦相手のコントロールするフォワード1体を選び、それをダルにすることができます。
 彼女をプレイして、フォワードをダル状態にし、瞬時に攻撃ができるわけです。そこから、【4-094R】マジックポットを使って 【4-115L】ライトニングをサーチし、二つ目のフォワードをダル状態にし、三つ目のフォワードをダル状態にするために改めて攻撃することも可能になります!

 【4-115L】ライトニングが出現しないときにゲーム運びをしてもらえるキャラを求めているなら、【1-141L】ライトニングは素晴らしい代替オプションになります。彼女がフィールドに出たとき、【カード名(オーディン)】1枚をサーチし、手札に加えることができます。
 また、雷属性のコストを1CP消費する「シーンドライブ」というスペシャルアビリティを持っており、「ターン終了時までライトニングはヘイストと先制攻撃と『ライトニングがアタックしたとき、対戦相手のコントロールするフォワードを最大1体まで選ぶ。このターン、それは可能ならばライトニングをブロックしなければいけない。』 を得る」とあります。カードを排除するための素晴らしいソースとなり、対戦相手のフォワードをブレイクする召喚獣が与えられ、自ら対戦相手のフォワードを除外するために「シーンドライブ」も活用できるポテンシャルを秘めています。

 【1-141L】ライトニングをプレイする際にはオーディンも平行して使用するので、【3-118H】ライトニングも組み合わせるにはおもしろい一枚となります。
 【3-118H】ライトニングはブレイクゾーンにある【カード名 (オーディン)】1枚を選び、デッキの一番上に置いても良いという「EXバースト」のアビリティを持っています。
 対戦相手がフォワードを取り除くアビリティであなたの【1-141L】ライトニングをターゲットした場合、自らマジックポットのアビリティを彼女に対して使用し、【3-118H】ライトニングをサーチし、【1-141L】ライトニングでその前にサーチしたオーディンをデッキの一番上に置くことができます! 彼女のスペシャルアビリティは「ゲシュタルト ドライブ」で雷属性のコストを1CPとそのほかの属性のコストを1CP消費、ライトニングをダル状態にし、【カード名(オーディン)】1枚を捨てる必要があります。
 コストは高いものの、コスト4以下のフォワードを最大2体まで選び、それらをブレイクすることができるアビリティです。

 スペシャルアビリティを持つバージョンのライトニングを使用することで、お互いの力を増すことができるのが強みです。よって、いかなるライトニングをフィールドに出せたとしても、常に活躍してくれます。エトロの騎士として戦うことにしようが、「シーンドライブ」や「ゲシュタルト ドライブ」を放とうが、どのライトニングにもそれぞれの強力な持ち味が光ります。

 今週は以上ですが、皆さんはどう思われますか?この時空の狭間から抜け出せない騎士と共に戦いますか? 皆さんはライトニングにちなんでどのようなアイディアをお持ちですか?facebook.com/FinalFantasyTCGに是非コメントを寄せて下さい!

 それではまたお会いしましょう!

 ―RB