第62回:Card of the Week 今週の一枚(2017/11/16) 

 皆さんこんにちは!約束通り、今週の『Card of the Week』は新たなカードタイプ、「モンスター」のカードを紹介します!
 一見して、このカードの性能はパッとしないかもしれません。しかし、長年のTCGプレイヤーとして、今日紹介するモンスターカードは私にとって『Opus IV』で一番好きなカードであるだけではなく、『FF-TCG』で最も好きなカードの一つです!

 『FF-TCG Chapter』シリーズでも似たカードはありましたが、この新バージョンは本当に様々な戦略の幅を広げてくれるカードで、モンスターの秘めた可能性を教えてくれます。そのモンスターのカードとは、【4-094R】マジックポットです。

 マジックポットは『FINAL FANTASY V』で初めて登場したモンスターで、それ以降は『FINAL FANTASY VI』、VII、X、XI、XII、XIVやさまざまなスピンオフタイトルに登場しています。
 マジックポットはアイテムを要求するキャラクターで、欲しいものを与えれば、その与えた物よりも良い物をプレイヤーに返してくれるといったモンスターです。今回の『FF-TCG』では『FINAL FANTASY THEATRYTHM』で大量の経験値をプレイヤーに与え、キャラクターを強化する手段として頼りになったマジックポットが描かれています。『FF-TCG』のカードではこういったテーマをとても楽しい方法でアビリティとして取り入れています。

 では見てみましょう!

【4-094R】マジックポット

 【4-09R】マジックポットは1CPの土属性のモンスターで、「マジックポットはダル状態でフィールドに出る。」と書いてあります。以降のターンで、土のCP1つを支払い、【4-09R】マジックポットをダルにすることによって、マジックポットとフォワードを1体ブレイクゾーンに置けば「ブレイクゾーンに置いたフォワードと同じカード名のフォワード1枚をサーチし、フィールドに出す。このアビリティはあなたのターンにしか使えない。」というアビリティが使用できます。
 このモンスターを使用すると自身のフォワードを同じ名前のフォワードと入れ替えることができるので、同じキャラクターの別バージョンと交換することが可能になります!
 このカードのおかげでデッキ構築のポテンシャルは大きく広がり、数週間前に紹介した【1-061R】アレキサンダーもより一層強力なカードとなります。今度は【4-09R】マジックポットと一緒に使用したい強いカードの候補を幾つか見ていきましょう。

ゴルベーザ四天王

 自身のフォワードをブレイクするといった効果を見ると、『FF-TCG』プレイヤーとして真っ先に頭に浮かぶのはゴルベーザではないでしょうか。【4-09R】マジックポットを【1-135L】ゴルベーザと使用することによって、アビリティ「ゴルベーザがフィールドからブレイクゾーンに置かれたとき、それぞれ属性の違うコスト2のフォワードを最大4枚までサーチし、フィールドに出してもよい。それらのオートアビリティは発動しない。」を簡単に発動することができます。また、マジックポットを使用したため、コスト2のフォワードを4枚プレイできるだけではなく、新たなゴルベーザもフィールドに出せてしまうのです!

 もちろんフィールドに交代で登場させる【1-135L】ゴルベーザをサーチすることも可能ですが、代わりに【2-109H】ゴルベーザをサーチすることも可能です!
 【2-109H】ゴルベーザはブレイクゾーンから【ジョブ (ゴルベーザ四天王)】を手札に加えるアビリティもあることから、【3-082R】スカルミリョーネなどといったコスト2のゴルベーザ四天王のカードを使用して、両バージョンのゴルベーザをフル活用することが可能となります。

 ゴルベーザ四天王自身もいくつかのバージョンが存在するため、マジックポットで簡単に交換が可能になります!もちろん、ゴルベーザは元から威圧感を放つカードでしたが、マジックポットによって更に威圧感が増すのではないでしょうか。


そのほかの組合せ

 『ファイナルファンタジー』の敵キャラクターを今以上に恐るべき存在にするという話なら、忘れてはならないのがセフィロスです。

 現在『FF-TCG』ではセフィロスのカードは4種類存在しており、【4-09R】マジックポットを使用したデッキにはうってつけの候補となります。
 マジックポットのアビリティを発動するために使用するセフィロスとしては【3-039R】が最適です。このセフィロスはフィールドからブレイクゾーンに置かれると、闇属性の【カード名 (セフィロス)】をサーチし手札に加えることができます。
 マジックポットと【3-039R】セフィロスを併用すると、新たなセフィロスがフィールドに登場し、さらに手札にも加えることが可能となります!

 【1-186L】セフィロスも【4-09R】マジックポットと一緒に使用するのに素晴らしいチョイスとなります。
 8CPのセフィロスは先制攻撃持ちのパワー8000のフォワードで、アビリティは「セフィロスがフィールドに出たとき、バックアップ1体を選ぶ。それをブレイクする。」となっています。先制攻撃持ちのパワー8000のフォワードというだけでもとてつもない強さを誇るカードですが、このバージョンのセフィロスはマジックポットを使用することによって、自身にとって邪魔となる相手のバックアップを取り除くことができます。

 また、【PR-001】セフィロスをサーチすることも可能で、【3-039R】セフィロスのおかげで【PR-001】セフィロスのスペシャルアビリティである「獄門」を使用するために必要なセフィロスのカードが手札にある状態を意図して作ることができます。
 【PR-001】セフィロスは数ターンのうちに複数のバックアップをブレイクするポテンシャルがあります。また、このセフィロスを使用する場合は、「獄門」を使い続けられるように各バージョンのセフィロスを3枚ずつデッキに組み込むことをお勧めします。

 『Opus IV』では『FINAL FANTASY VI』のキャラクターも含まれることも、皆さんはどこかで耳にしているかもしれません。
 今後の『Card of the Week』にてマジックポットと『FINAL FANTASY VI』のカードを使用した面白い戦略について話したいと考えいますが、どのようなカードなのかについて、今は想像にお任せいたします。

 【4-09R】マジックポットのアビリティを使った良いコンボのアイデアは浮かびましたか? 『Opus IV』が発売されたら【4-09R】マジックポットをデッキに組み込みますか? facebook.com/FinalFantasyTCGのコメントで教えて下さい。

 それではまたお会いしましょう!

 ―RB