第348回:『MASTERS 22-23 金沢』トーナメントレポート

 公式トーナメント『MASTERS 22-23』のレポート。今回は『MASTERS 22-23 金沢』(10月30日)のもようをお届けいたします。

MASTERS 22-23 金沢【スタンダード】

 10月30日、石川県金沢市の「金沢勤労者プラザ」にて『MASTERS 22-23 金沢』(スタンダード)が開催され、参加者12人によるスイスドロー5回戦+決勝トーナメント2回戦が行われました。  

 全体の印象として、各地で結果を残してきた【15-083L】リディアを核とするデッキに有効な【17-090R】イクシオンを擁し、【17-096H】黒衣の男で長期戦にも強い雷属性に人気が集まったようです。


以下が参加者のデッキタイプ一覧です。
3名:「土雷」
1名:「火単」「火土アバランチ」「水雷バイキング」「火雷」「火水」「氷雷」「氷風雷」「氷雷水」「風土雷」


 決勝トーナメントには「火雷」「氷雷」「火単」「水雷バイキング」が残りました。フォワードの除去に長けたタイプのデッキと、相手の態勢が整う前に攻勢をかけるタイプのデッキがそれぞれ2つずつ残った形となります。

 決勝戦は「火雷」のジンさんと、「火単」のLogさんという除去に長けたデッキどうしの対決となりました。両者ともにフォワードを対処する手段には事欠かないため、いかに隙をついてヘイスト持ちのフォワードや軽量フォワードでダメージを稼ぐかが重要なマッチアップとなります。

 1ゲーム目、互いにバックアップを並べ合うスタートを切ります。ジンさんの【16-133S】ブラスカを2体除去したところでLogさんは3体のバックアップから【17-007C】ゴブリン×3と【6-008C】ゴブリンを一気に展開。ダメージの底上げと、対処されにくいアタッカーの追加で優位を築きます。その後もフォワードの応酬が続きますが、【17-016L】ヒエンや【14-003R】イルーアで細かくダメージを稼いだLogさんがフォワードを3体並べた状態で【13-079L】ベヒーモス・KなどのDamageアビリティを警戒しての4点止めで王手をかけます。ジンさんはEXバーストを期待してターンを返しますが、3点のダメージがまっすぐ入ってLogさんがゲームを先取しました。
 Logさんのデッキの【17-007C】ゴブリンは、本来なら【12-002H】アマテラスに強い【17-096H】黒衣の男にも効率よく対処できるようになり、【16-019R】ルーネスのアビリティによるダメージを底上げするなど、終始いぶし銀の活躍を見せていたのが印象的でした。

 2ゲーム目、先攻のジンさんはマリガンしてもなお初手にバックアップがないという不運に見舞われます。仕方なく手札を3枚切っての【17-096H】黒衣の男で【12-002H】アマテラスを追放してターンを返しますが、【17-012R】ティファをキャストされてしまい、これまた仕方なく手札を2枚使っての【12-002H】アマテラスで対処し、早々に手札が枯れてしまいます。なんとかフィールドに残った【17-096H】黒衣の男が【13-012R】バハムートと再度【12-002H】アマテラスを追放して多少のリソースを稼ぎますが、一度大きく開いた差は埋まらず、最後は【1-030R】レブロで【13-012R】バハムートの8000点だけでは対処できないフォワード陣を構築したLogさんが押し切って勝利しました。『MASTERS FINAL』の権利もあわせて獲得です。おめでとうございます!



 『MASTERS 22-23』、今週末は11月6日に神奈川県横浜市(L3構築)で行なわれます。L3構築では1か月以上のインターバルを挟んでの開催となり、どのような環境になるのかも注目です。

 皆さまのご参加をお待ちしております!

『MASTERS 22-23 金沢』トップ4デッキリスト【スタンダード】