第286回:【14-019R】レッドXIIIのアビリティに関して

 皆さんこんにちは。『FFTCG』プロデューサーの景山太郎です。最新セット『Opus XIV~クリスタルの深淵~』お楽しみいただけていますでしょうか。今回のセットでも新たな働きをするカードがいくつかありますので、デッキ構築の部分でも楽しんでいただけているのではないでしょうか。

 さて、そういった新たなカードのなかで今一番多く質問をいただいているのが【14-019R】レッドXIIIです。このカードは火属性のCPわずか1つだけで手札からフォワード1枚をフィールドに出すことができます。これはコストや属性の制限なく出すことができるという破格なものですが、その代わりに出したフォワードはターン終了時にゲームから除外されます。1ターン限定の制限を設けることで強力なフォワードを簡単にフィールドに出すことができる、というわけです。

 そして【14-019R】レッドXIIIのアビリティで出したフォワードはいろいろな方法で再利用されることを避けるために、フィールドから離れる場合、代わりにゲームから除外されます。何らかの方法で【14-019R】レッドXIIIとそのアビリティで出したフォワードを手札に戻してもう一度使用する、というようなことはできなくなっています。しかしながら、その安全弁が質問を生み出す要因になっているのかと思います。質問の内容は大きく分けて2つのパターンがあるので、1つずつ見ていくことにしましょう。

1:ブレイクゾーンに置く

 1つめは、何かのアビリティのコストや効果でブレイクゾーンにフォワードを置き、それによって効果が生み出される場合です。

 ここでは例として【10-028L】暗闇の雲の1つめのアビリティで、【14-019R】レッドXIIIのアビリティによってフィールドに出したフォワードをブレイクゾーンに置こうとした場合、どうなるのかというのを見てみます。このフォワードは【14-019R】レッドXIIIの効果によって、ブレイクゾーンに置かれる代わりにゲームから除外されます。しかしながら、この場合は結果として【10-028L】暗闇の雲のオートアビリティは発動します。

 ここで大事なのは実際にブレイクゾーンに置いたかどうかではなく、ブレイクゾーンに置こうとしたかどうかが問題になります。【1-010C】黒魔道師のアビリティを使用したときに【1-176H】ユウナがフィールドにいて、【1-010C】黒魔道師がゲームから除外された(ブレイクゾーンに置かれなかった)としても効果が発動するのと同じような結果になります。

 ただ、『ブレイクゾーンに置かれたとき』などの実際にブレイクゾーンに置かれることによって発動するアビリティは、ブレイクゾーンに置かれないので発動しないことに気を付けてください。

2:除外する代わりに除外する

 もう1つは【6-041L】リノアや【11-140S】カダージュのように『一度ゲームから除外してそれを再びフィールドに戻す』ものと【14-019R】レッドXIIIの組み合わせに関する質問が多いです。【14-019R】レッドXIIIでフィールドに出したフォワードを【6-041L】リノアで除外した場合、そのフォワードはフィールドに戻ってくるのか。あるいは【14-019R】レッドXIIIのアビリティでフィールドに出した【11-140S】カダージュは、自分のターンに自身のアビリティによって除外した場合、対戦相手のターン終了時に再びフィールドに戻ってくるのか。というタイプの質問です。

 結論から言うと、このどちらの場合もフィールドには戻りません。リノアやカダージュはそのアビリティによって除外されたものをフィールドに戻す効果を持ちますが、【14-019R】レッドXIIIのアビリティによって除外されることが置き換えられるため、それらは【14-019R】レッドXIIIによって除外されたカードとみなされ、フィールドに戻ることはできなくなります。結果としてゲームから除外されることに変わりはありませんが、その理由が変わってくるので元の効果が発揮されなくなります。

 【14-019R】レッドXIIIは非常に可能性を秘めたカードです。どんなフォワードでも1CPでフィールドに出せるので、今後も環境にフォワードが増えれば増えるほど選択肢が増していきます。ぜひこれからも注目してみてください。それでは今回はこのへんで。